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Posted by たまりば運営事務局 at

鳥型ロボット・アプリポコの巻



ロボット・アプリポコの打合せ

山口さん(首都大学東京システムデザイン学部教授)

2010年11月12日

――このアプリポコは、どんなロボットなんですか?

「東芝製のアプリポコを使って、見守りロボットシステムを研究しています。

アプリポコでは、産総研が開発したRTミドルウェアを使っています。

また、カメラを2個搭載していて、ステレオ・パンチルドカメラ

(回転し、上下左右に映像を映せる)です。

鳥の形になっているのは、高齢者の皆さんが違和感を感じないように、

という意味もあります。



また、天井にカメラがあれば、いわゆる「監視カメラ」になってしましますが、

自分がカメラで見られたくないときは、ロボットにサングラスをかけさせればいい、

そんな発想もあります。

さらに自分が転んだところの画像は流してほしくない、というようなときに、

画像から判断して、その画像は送信せず、

「転んだ」という文字情報だけを送れるようにしています。

プライバシーと見守りを両立させる工夫を、していかなくてはならないでしょう。

生産コストについては、中小企業は、

数百台あるいは数千台作れば、元は取れるかもしれませんが、

大企業が黒字になるためには、相当作らないとならないでしょう。

ですから、輸出も考えることになります。

立川で「実験」をさせていただいているところがありますが、

近い八王子にひとつ、「実験」に協力していただける「サイト」がほしいですね。

私が研究しているロボットの目的は、高齢者が介護が必要にならないように、

介護予防を支援することです。

「元気老人」と呼んでいるところもありますが、「介護される老人」から「支える老人」へ、

ということを支援したい。

また、「アプリポコ+車椅子+かたづけロボ」のターゲットは、

引きこもりがちの一人暮らしの老人です。

アプリポコ単体のロボットのターゲットは、病院の受付などです。

パペロと同様のところがあり、ある程度の会話をして見守る、ということを考えています。

ただ、アプリポコを担当するのは、産総研から来た先生になると思いますし、

実際の「実験」の担当は、保健福祉学部の先生になると思います。

また、JSTの補助金次第というところもあります」

<このブログは八王子未来学コーディネーターがおおくりしています>  


  • Posted by コーディネーターズ at 20:09Comments(0)パソコン・インターネット・IT

    Webサービス化の巻



    望月先生(創価大学准教授)

    創価大学

    2010年10月9日

    ――望月先生が工科大の千種先生と相談したいことって、どんなことですか?

    望月さん「一言でいえば、八王子がわかる事典や八王子検定などの

    「Webサービス化」です。」

    Webサービスとは、いろいろなプラットフォーム上で動く異なるソフトウェア同士が

    相互に運用できるようにするための標準的な手段を提供するサービスのことです。

    ソフトウェアとはたとえば、

    八王子がわかる事典、八王子検定、創価大のCollab Test

    それから、GPSや世界カメラなどのアプリケーションなどです。

    アマゾンのデータベースにつてはすでに行われていて、

    私たちはその公開された商品情報にアクセスできますが、

    こういったものすべてを、「Webサービス化」できれば、

    相互にデータを利用できるようになります。

    ネット上のシステムやアプリケーションを、共通の仕様で使えるようなるわけです。

    八王子がわかる事典や八王子検定が、

    たとえばケンテイTVのような全国的なアプリから利用できるようにすれば、

    あるいは逆に利用できるようになれば、利用者も増えると思います。

    そういったことのために、八王子全体のICTを考える部署があってもいいと思います」

    このことについて12日に、望月先生と千種先生と話し合っていただき、

    大筋での合意がなされました。

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  • Posted by コーディネーターズ at 14:19Comments(0)パソコン・インターネット・IT

    NECビジネスコラボレーションの巻



    NECビジネスコラボレーション ~PaPeRo~

    NEC芝倶楽部

    2010年8月26日

    NECがロボットパペロを使ってどうビジネス展開するべきか

    オープンな参加で意見を求めて開かれた検討会です。

    これは先日のNECでのロボット講演の続きで

    懇親会もあり、NECも本気でビジネス化を目指しているようです。

    参加企業も、八王子未来学を含めて十数社が出席し、

    そこには有名な広告代理店や、システム屋さん、ソフトハウス、

    ベンダ(販売会社)も出ていました。

    私は、「とにかく会話能力を強化してほしい」ということを

    NECの皆さんに申し上げました。

    この日は、パペロの操作プログラムも実際に組ませてただきましたし、

    いろいろな会社の方と名刺交換させていただきました。

    操作プログラムは、手順がセットになったブロックを組み立てるやり方と、

    言語からいじっていくやり方があるようです。

    …もちろん、私が目指してるのは、八王子でのロボット治験ですが。

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  • Posted by コーディネーターズ at 20:50Comments(2)パソコン・インターネット・IT

    ロボット講演の巻



    創価女子短大・亀田さん(准教授)

    NECで

    2010年7月22日

     「PaPeRoセミナー」が三田のNECビルで開かれ、

    そこに創価女子短大の亀田さんや、

    ジャイロウォークという会社の社長・石古さんが

    ゲストでスピーチしていました。

    亀田さんは、パペロの利用に興味を持った背景として、

    岩手県川井村で行った「見守りシステム構築・運用経験」についての

    紹介などを行っていました。

    また、石古さんも、パペロというよりは、パペロに搭載したAR(拡張現実)

    技術アプリの活用事例を紹介していました。



     まだロボットそのものが見守りシステムやARの主役に

    なるという段階ではありませんが、

    NECがパペロなどのロボットに本腰を入れようとしている…

    そんな気がしました。

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  • Posted by コーディネーターズ at 19:53Comments(0)パソコン・インターネット・IT

    八王子事典の巻 その5



    八王子事典第一回編集専門委員会(東京高専)

    奥の左から、望月さん(創価大准教授)、森さん(創価大教授)、

    釜谷さん(工学院大准教授)、数馬さん(工学院大教授)、榎本さん(工学院大教授)、

    岡戸さん(コンソーシアム)、設楽さん(コンソーシアム)、千種さん(工科大准教授)、

    岩清水さん(東京高専、見えてないけど)、浅野さん(東京高専准教授)

    2010年6月11日

    「八王子事典(仮)」の第1回編集専門委員会が開かれました。

    人気の学園都市センターは予約できず、場所は東京高専の多目的室です。

    今回は第一回ということもあって、

    まずは意見を出し合ってみる場でもあったかもしれません。

    ■査読

    論文の世界には「査読」というものがあるそうです。

    査読を受けたものが論文として認められる、みたいな。

    「編集専門委員会に査読の機能を持たせましょう」

    「査読は専門性が必要ですから、

    ここに出席している先生だけでは、範囲の広い「八王子事典」は荷が重いのでは?」

    「協力委員や、コンソーシアムを通じて八王子の23大学を紹介してもらい

    役割分担をすればいいかも」

    「査読して審査するところは、権威が必要でしょう」

    ■ユーザ

    「まず小中学生(背伸びをした小学生と、中学生)がターゲット」

    「とっかかりは、「歴史」と「風俗習慣(ファンキーモンキーベイビーズとか)」」

    「若い人に使ってもらいましょう」

    「中学生の夏休みの宿題で、たとえば産業→桑や絹織物、みたいに使えれば」

    ■コンテンツ

    「先生の執筆とともに市民からの投稿を募集しましょう」

    「教員が書くページ、訓練された人が書くページ、ブログ、の3つの分野があるかも」

    「情報量が多いので、記事より写真がいいのでは?」

    「写真を見せて、どこだかわかるか?というクイズもいい」

    「八王子学でフォトコンテストをやりました。

    テーマを与えて募集したところ、まだ数はそれほどではありませんが、

    いい写真が集まりましたよ」

    ■協力委員は?

    「八王子学会や八王子の桜を守る会といった市民の会に協力を

    お願いするのはどうでしょう」

    ■当面の項目選び

    「A先生、千人同心やその周辺+スポーツ、

    B先生、生物中心、動植物、

    C先生、日本史20項目、

    D先生、産業の一部なら。

    E先生、校内から先生を紹介、

    F先生、ま、こんな感じで、とりあえず項目案を出してみましょう」

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  • Posted by コーディネーターズ at 14:43Comments(0)パソコン・インターネット・IT

    電通大の産学連携の巻



    「産学官連携DAY in 電通大」

    電気通信大学

    2010年6月2日

     調布にある電通大で、「産学官連携DAY in 電通大」という

    産学連携イベントがありました。

    企業から研究テーマが持ち込まれるのを待つだけでなく

    積極的に研究室を公開していくためのイベントだということです。

    上の写真は、学生のアイデアを紹介する発表会で、

    大勢の企業関係者が押しかけている、といった感じでした

    (個人的には、甲羅の上に植物を配置して、水を自動でさして育てる

    カメロボット<植物と動物の中間を狙ったとか>が、

    面白いと思いました。他にもキーが4つしかない日本語入力装置や

    非難の言葉がどんな痛みを引き起こすかを感じるシステム、

    などなどいろいろな提案が出ていました。

    いい審査結果が出て研究費が出るといいですね)。

    とても盛り上がっていましたし、高専などと比べて、

    その規模の大きさと層の厚さに、当然なんでしょうが、驚きました。

     ここに誘ってくださったのは、

    先日のコーディネーター情報交換会に出席し、

    「電通大の得意分野はITです。ITの連携はどうぞ電通大へ」とおっしゃっていた

    電通大産学官連携センター特任教授・河野さんです。

     産学連携を模索していらっしゃる皆さん、

    電通大の今回、6回目というこのイベントに

    一度行かれるといいと思いました。

    京都や南大阪に行かなくても、面白いものは意外と地元にありそうな。。

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  • Posted by コーディネーターズ at 22:59Comments(0)パソコン・インターネット・IT

    パペロの会話システムの巻



    NECビル(田町)

    大中さん(NECプラットフォームマーケティング戦略本部 理学博士)

    2010年4月28日

    ――パぺロの会話システムをプログラムするのは、難しいんですか?

    大中さん「パペロ専用のプログラミング言語を使って

    会話を組み立てるやり方もありますが、

    ブロックを組み立てるように、会話を作っていくこともできます。



    しかし現状では、「今日は天気がいいね」という文章を、

    ひとつの単語のように認識するやり方ですから、

    ユーザーのクセが「今日はお天気がいいよね~?」という言い方だと

    そのように登録して、似たパターンの中から、ユーザーが何を言ったか

    検索することになります。

     事前に登録しておくそのパターンがあまり多いと、

    検索に時間がかかることになり、応答が遅くなったりします。

     そのパターン書き込みのプログラムを、

    いろいろな学生さんや中高生にトライしてもらうのは、いいことだと思います」

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  • Posted by コーディネーターズ at 13:16Comments(0)パソコン・インターネット・IT

    日本精工のガイダンスロボットの巻



    日本精工(株) メカトロ技術開発センター(藤沢)

    飛田さん(副主務、博士(工学))

    2010年4月27日

     軸受(ベアリング)や精機製品、また自動車関連製品を

    作っている日本精工(株)(NSK)に伺いました。

    ロボット開発のテストのお話を伺えればと思いました。

    ――どんなロボットを作られているんですか?

    飛田さん「名前は「ガイダンスロボット」です。

    視覚障害者の補助ができるような、言わば盲導犬の代わりになる

    ロボットですね。もちろん今すぐに盲導犬の代わりとして

    働き始めることができるわけではなく、数年後に

    実現できることを目指して試作しています。



    現在試作しているロボットは車輪型ロボットで、

    グリップにまっすぐ力を加えるとまっすぐ進み、

    グリップをひねると曲がるようになっています。

    前方に障害物があるとそれを認識して、

    その情報が反発力となって車輪に反映され、

    停止したり、回避したりします。

    去年、東京ビッグサイトで開催された国際ロボット展に出展し、

    乗ったり、自動で動くのではなく、介添えをするように

    導き手となって人と一体となって動くロボットというところが

    来場者の方に評価されました。

    現在、いくつかの施設などに、実際に役に立つような工夫や参考意見などについて、

    相談に乗っていただこうとしているところです。

    このような機器の開発は、研究室での開発というよりは、

    ユーザーの生活の中での開発になるので大変だという話を伺っています」

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  • Posted by コーディネーターズ at 21:34Comments(0)パソコン・インターネット・IT

    ロボット研究の藤江教授の講演の巻



    藤江先生(早稲田大学教授)

    八王子市産業政策課の主催講演会

    09年10月30日

    八王子でロボットの権威・藤江先生の講演がありました。

    藤原先生と「同じ釜の飯を食った」とおっしゃっていた

    菊池製作所の一柳所長が呼ばれたそうです。

    講演は、ものすごいスピードで進みました。

    この講演の後、菊池製作所の開発したレスキューロボ

    (マニュピュレーター装備した、人をすくい取って助けるロボット)

    の紹介も行われました。

            *         *

    日本のロボットの下地は、江戸のからくり人形です。

    紙と木でできていたので、実物はほとんど残っていないけれど、

    図面、マニュアルが豊富に残っていて、それでみんなが再現している。

    日本のロボットの歴史は、万博ごとに発展してきました。

    1984年にピアノを演奏する早稲田のWABOT-2ができて、

    翌年のつくば万博につながり、最近では2005年の愛・地球博で、

    トヨタのラッパを吹くロボットなどが注目を集めたり。

    研究段階だったこれらのロボットは、これからは

    標準化、産業化へと進んでいくでしょう。

    もちろん課題は多いです。次のプロジェクト

    「人と直に接するロボットの産業化」の最大の鍵は「安全性」で、

    目標は、今後5年間で安全の基準と検証方法を確立させ、

    さらに国際標準の獲得を目指す、というものです。

     分野としては、コミュニケーション型、移動作業型、

    人間装着型、搭乗型などがあり、人間装着型の幹事が

    サイバーダイン社だったりします。

     人に直に接するロボットの中には、もちろん医療も含まれています。

    これからのロボット医療は、肉体的、精神的、経済的に患者の負担を

    減らしていき、また、医師の肉体的、精神的負担を最小限にしたい、

    そんな方向で考えていますが、このジャンルでは、アメリカのda Vinci

    (ダビンチ、かつて日本の技術を吸収?)が、いま世界で

    一番売れているロボットです。

     そんな中の日本の方向としては、MRI(磁器共鳴画像装置)診断で

    患部をピンポイントに把握し、それを使った小型手術用ロボティックスを

    開発したりすることです。

    一時的に停止させて行うのではなく、心臓を動かしたまま心臓手術をする、

    といったものもそうです。これは患者の心臓の動きに、

    医療装置を同期させて動かすものですが、こうやれば

    患者は楽である一方、医者は大変です。

    医者が動くということですから。

    また、肝臓の物理モデルを6次の編微分方程式で作ったり、

    温度分布シミュレーションを行ったりといったこともやっていて、

    機械工学の人たちは、いま医療の分野に夢中になっています。

    昨年は、日本の医療の変革の年でした。混合診療の議論が進み、

    また開発者の「なにが起こるかわからない」という言葉で

    動けなかった保険会社が、予想を全部入れた上で、

    保険を適用するようになりました。

     保険とはつまり、ロボットが暴走したりする万一に備える

    ということですが、ダビンチは覆い被さるほど大きく、

    怖い感じがしたりもします。

    また飛行機は乗る乗らないが選択できるのに対し、

    ロボット治療は、選択しない自由がないものになっても困ります。

    一方、カプセル型は小さく、リスクが小さいといった特徴を持っています。

    日本の特徴を生かして、これらの分野も産業化に向けて

    発展させられればと思います。

    <このブログは、八王子未来学コーディネーターがおおくりしています>
      


  • Posted by コーディネーターズ at 21:53Comments(0)パソコン・インターネット・IT