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八王子市の高齢者支援課の巻

八王子市の高齢者支援課の巻

八王子市健康福祉部高齢者支援課介護予防・地域包括担当

主幹 石黒さん(右)、主査 長谷川さん

2009年7月27日

――包括支援センター(正確には地域包括支援センター)は、

どんな経緯でできたんですか?

「包括支援センターは介護保険法がベースになっています。

介護保険法制定前は、高齢者の介護に関わることは

老人福祉法を中心に福祉施策として行われていましたが、

高齢者の増加により全国的に立ちいかなくなることが見込まれました。

そこでみんなで保険料を負担し合う介護保険制度が、

平成12(2000)年に始まりました。

その後介護保険制度は何度か改正があり、

平成18年の改正時に包括支援センターができました。

また専門的な知識を持つ職員が相談業務にあたることになりました。

老人福祉法のときから在宅支援センター

(正確には在宅介護支援センター)がすでに存在し、

住人への窓口として実績があったので、

多くの市町村では在宅支援センターを

法律改正後の包括支援センターに、

その窓口業務を引き継ぐことになりました。

包括支援センターの職員は、保健師等や社会福祉士、

主任介護支援専門員などの専門職の方が、

互いに連携しながら仕事をしています。

介護予防や権利擁護など

幅広い相談を受ける包括的な受付窓口で、

介護になるか入院が必要か、といった相談に対して、

関係機関との連携もしています。

地域包括支援センターは市内に12ヶ所あり、

高齢者を支える地域のネットワークづくりも担っています。

八王子市には、現在11万人の高齢者が暮らしていることから

考えると、12ヶ所しかない、ともいえるでしょう」

―地域包括支援センターの数が少ないことのほかに、

問題点はあるのですか?

「地域のネットワークづくりを担っているとお話しましたが、

ネットワークの要とも言える町会・自治会の区域と

包括支援センターの圏域が一致していないため、

ネットワークがうまく形成されない恐れがあります。

また、地域を支える重要な役割を担う民生委員の

担当区域とも一致しておらず、これは早急に

考えなくてはいけない課題です。

またその他に、地域包括支援センターが市民の皆さんに

あまり知られていないということです。

名称で何をしているところなのかがわかりにくい、

各センターの設置場所が目立たないところが多い、

交通の便が良くない、ということが原因にあるかと思います」

――そのほかにも様々な高齢者支援の組織がありますね。

「ほかにも、たとえば「老人クラブ(八老連を含む)」は、

市では、この高齢者支援課が担当していますし、

「民生委員」は、福祉総務課が担当しています。

また、介護保険制度そのものについては

介護保険課が当たっています。

「保健福祉センター」が南大沢と東浅川にありますが

「福祉センター」も大横福祉センターがあり、

さらに都の福祉施設もありますね」

<このブログは八王子未来学コーディネーターがおおくりしています>



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