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公園の巻 その3 (拓殖大学永見研究室)

公園の巻 その3 (拓殖大学永見研究室)

公園その3  公園についての研究

拓殖大学工学部工業デザイン学科

シビックデザイン研究室永見教授を訪ねて

先生は前職として民間会社で景観を重視した,

橋のデザイン(写真内先生のバックの橋〕を手掛けてこられた方で、

大学教授になられてからは地域に根差したものとして、

公園の研究を考えられた。以下は先生よりの資料によるものです。

住宅街の身近な公園である街区公園(半径250m程度の街区に

居住する人々が利用する面積2500㎡を標準とする公園)は

住民生活に密着したもっとも身近な公園です。

しかし、少ないベンチ、画一的な遊具、狭い広場など利用者が

望む使い方とのズレがあり、あまり使われてない公園が見られる。

子供が成長して独立し、高齢者が多くなった地域や樹木が成長し

緑が多い反面、防犯面で不安を感じる公園など、

完成当初は要望を満たしていた公園が

時間の経過により利用ニーズとのズレが生じています。

「できたらいいな公園」から「できる公園」へをテーマに

2007年、2008年に八王子市主催の

「学生と市長とのふれあいトーク」That,s八王子学~学生が提言する

まちづくりとは~に永見先生の研究室学生による発表が行われました。

2007年には、防犯、安全、景観に配慮した後援の提案。

八王子市にある街区公園を31ヶ所現地調査し、

写真撮影による統一ホーマット作成、チェックリストにより柵,樹木,

遊具,トイレ、休養施設等の項目に防犯、安全、景観について

チェックを入れ分析した、結果改善の必要な公園が多くあることが分かり、

また利用者別(高齢者、小学生、幼児、3社共通)に

トイレ、ベンチ、樹木、遊具等の施設着眼点をまとめ、

利用者層に特化した公園の模型、幼児に関しては「遊んでいる姿が

見渡せる空間」、小学生に関しては「工夫して遊べる空間」、

高齢者に関しては「憩い、気軽に足を踏み入れられる空間」を

3種類作成し提案した。

2008年には、住民が集う八王子市街区公園の提案。

「できたらいいな」から「できる公園」をまとめ、

今回は八王子Walkerで人気の高い公園と紹介されている

富士森公園で利用者にヒアリングを行い、

利用目的では「子供と一緒に遊ぶ」が最も多く、

「緑の多い広々とした広場」であることがポイントになっている。

また駐車場やトイレなどの施設の改善、

清掃等の管理面についての要望もあった。

さらにWebアンケート調査も行い、同様な意見が見られ、

広々として自然のある静かな「憩いの場」としての公園が求められている。

一方で「アスレチック」「テニスコートやグランド」「遊具」等

「体を動かせる空間」も求められた、

これらを踏まえ、利用目的に特化した7つのモデル公園

(リラックスできる公園、ボール遊びのできる公園、トレーニングのできる公園、

ドックランのできる公園、はだしで遊べる公園、フルーツ狩りのできる

公園)を提案し、着眼点に対して高い評価を受け、優秀賞を受賞した。

これからも公共施設である公園を、多くの人に安心して利用してもらい、

自分の住んでいる街に愛着信を持ってもらい、

住みよい街づくりへとつながる様さらに研究していきたいと思います。

<このブログは八王子未来学コーディネーターがおおくりしています>




  • Posted by コーディネーターズ at 10:36│Comments(0)
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