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東京高専の産学連携担当の巻

東京高専の産学連携担当の巻

東京工業高等専門学校/

佐々木さん(産学技術センター准教授)

4月6日(月)

――大学との共同研究に関して、大企業と中小企業で違いがありますか?

「大企業は専属の研究員がいて、

大学の教授が出す論文を読んでいます。

その中から、自分の企業にとって利益になる教授を

探して共同研究にもっていきます。

でも中小企業は、「研究員」はいません。

社長自身の思いつきやテレビで聞いたことを使って開発します。

論文を読んだり書いたりする体系を社内に持っていないのです。

 学会の論文を読んでいないので、自分の所属する業界の

研究をしている先生に人脈がありません。

――東京工業高等専門学校の共同研究はどんな状況ですか?

 文部科学省から高専機構、そして全国の高専に

降りてくる予算が1%ずつ削られています。

人件費を減らすわけにはなかなかいかないので、

おもに学生と実験する費用が20~25%減っています。

これを補うために、国は公募型の助成金「競争的資金」を

導入していますが、10倍の倍率です。

それでも高専は、これを使って、

減っていく実験費用にあてようとしているわけです。

大学に比べると学生も教員も院生も少ない高専は、

大企業との共同研究は難しく、助成金を除けば、

中小企業へ外部資金を求めて行かざるを得ないところがります。

私大は必死ですから、外部資金をたくさん引っ張って来てくれる

著名な先生を大学に呼ぶことにもなります。

<このブログは八王子未来学コーディネーターがおおくりしています>




  • Posted by コーディネーターズ at 15:57│Comments(0)
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