コーディネータ情報交換会の巻
2010年07月01日
八王子先端技術センター開発・交流プラザ会議室
八王子市産業振興部・大西主幹、八王子市産業政策課・柏田主査、
八王子市産業政策課・奈良主任、
JST産学連携展開部・田中主査、都産技研・瀧山産学公連携コーディネーター、
中小企業振興公社多摩支社・和田統括コーディネーター、
八王子先端技術センター・川崎相談員、同・沖川相談員、
TAMA協会・竹内事務局次長、TAMA協会・小林マネージャー、
サイバーシルクロード・土方サブリーダー、(同・高橋事務局次長)、
首都大学東京産学公連携センター・宗木コーディネーター
TAMA-TLO・松永事業部長、農工大TLO・大平アドバイザー、
電通大産学官連携センター・河野特任教授、
TAMA-TLO・武田コーディネーター、大学コンソーシアム・竹中主任、
八王子未来学コーディネーター・大久保、斎藤、出口
2010年5月20日
平成12年度の企業支援総合コーディネート事業は、八王子市が
「地域企業のためのワンストップ相談所」を目指しているプロジェクトのようです。
よろず相談所ですね。南大阪地域コンソーシアムと違うのは、
大学が中心にあるわけではない、ということだと思います。
(大学関係では、首都大学東京、電通大、農工大、そして高専が参加していますが)
まず、文科省のJST産学連携展開部の田中さんから、
22年度の補助金の数々が説明されました。
それを皮切りに、様々な意見交換がされましたが、
白熱したのは、産業と大学、つまり産学コーディネートのやり方と、
そのコーディネーターがこの場で何を話し合うべきか、ということでした。
・先端の技術から、派生していろいろな技術が生まれるので、先端技術を話してもらう。
・いや、10年後の先端の手前の1~3年の技術が、企業には必要なのだ。
・(専門を深く掘り下げる)I字型もいいが、それだけではだめで、
(幅を持った)V字型の知識が必要だ。
・大学の先生は、先端の深さをさらに掘ったところをやる。
だから、1~3年先を見ている企業とは、もともと合わない。
・先端よりむしろ、少し古いくらいの技術の方が、企業に受け入れられる。
・コーディネーターの出身母体が、何が得意なのかを言うべき。そうすれば、
この案件は、得意なあのコーディネーターの投げてみよう、と考えることができる。
今回、電通大が、ITが得意だと言ってくれたのはとてもいい。
・いや、得意分野ではない、切り捨てられる他の分野にも光るものがたくさんある。
だから得意分野を言うのが必ずしもいいわけではない。
・コーディネーターが、信頼されて、やっと企業に本音を言ってもらえる
(企業はニーズを含めた本音を言わない)。
この場では、公にはできないことでも、コーディネーター間の
情報を持ち寄って、相談するのがいい。
知識と知識の交換ならまだいいですが、そこに秘密情報も絡んでくると、
なかなか難しいですね。
たとえば結婚情報も、自分についての教えたい情報と、
教えたくない情報があり、お互いのそれを全部知っている仲人がいたら、それは神様でしょう。
<このブログは八王子未来学コーディネーターがおおくりしています>
Posted by コーディネーターズ at 23:18│Comments(0)
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