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Posted by たまりば運営事務局 at

セミナーハウス・めぐみ野緑地に自然教育施設を!の巻





市の公園課

左から石坂さん(公園課)、井上さん(公園課課長)、鈴木さん(日産マルベリーパーク)、小倉さん(八王子セミナーハウス)、池田さん(八王子セミナーハウス課長)、浅野さん(東京高専准教授)、斎藤さん(未来学コーディネーター)と、書類を取りに行った内山さん(公園課)

09年9月1日

今週末の土曜、10月3日に「公園ツアー」が企画されています。

それは、都市や公園、遊具のデザインに関心のある先生方に

参加していただいて、実際に緑地や大型遊具の

視察をするためのツアーです。

 そんな企画をしている時、八王子セミナーハウスに

自然に近い形の緑地(めぐみ野緑地)が7ヘクタールもあって、

その緑地を保護しながら学生や社会人の研修のために

使えるような場所にする計画を、セミナーハウスの方が

望んでいる、というお話を、八王子コンソーシアムから伺いました。

 八王子未来学はセミナーハウスに急行し、

さらにセミナーハウスの池田さんから、市の公園課に

相談に行こうと誘っていただき、未来学の東京高専の

浅野先生とともに、市の公園課に集結したところであります。

池田さん(セミナーハウス)

「セミナーハウスに7haの緑地があり、そこを大学生が

関わる教育施設でかつ里山のようなフィールドにしたいと

思っていました。ちょうど八王子の大学コンソーシアムや

未来学が始まったということですので、以前に相談していた

大学も含めて、皆さんで一緒にできないかという話を始めた

ところです。大学生が自然とふれあって朝目覚める、

というのはすばらしいと思います」

井上さん(公園課)

「この緑地には、かつてはオオタカが

飛翔していました。ホタルもいました。

現在がどんな状況かを見るために、

まずは現地を見てみましょう。

指定管理者の鈴木さんに案内してもらい、

それをスタートにしましょう。実は7haではなく、

帯状の5haを加えた12haあるんです」

鈴木さん(日産マルベリーパーク)

「現在ここは、東京都の指定を受けた保全樹林であり、

団地に隣接している森です。ビオトープ(生物空間)的には、

コリドー(建物を結ぶ回廊)として機能しています。

池があり、トンボ、カワセミ、ザリガニなどがいます。

でも緑地は疲弊している。典型的な雑木林の疲弊です。

猛禽類の補食者はいません。

オオタカは、いないわけではなく、

各セットの間を70km/時間で移動します。

この近辺では、堀之内・ニュータウン近辺のセット、

友田セット、小金井セットがあります。

多摩川の区域に営巣していて、視力7.0。

このめぐみ野の森は木が生い茂りすぎていて、

餌場として使えていないようです。

奇跡的に、フクロウやムササビは

小田野から逃げてきて暮らせている。

うろのある木がないと、ムササビは移動しづらく、

逆にフクロウは来やすかったり、いろいろあります。

すでに多摩美の学生や八王子学生委員会の人と

一緒にやっている部分はあります。

まず竹や笹を刈っていくしかないですね」

浅野さん(東京高専)

「たぶん、この広い土地の全部は無理でしょう。

この先生にこのあたりの研究を、という風に分担して

いくといいのではないかと思います」

石坂さん(公園課)

「アドプト制に加入することにより

作業に必要な道具を収納する物置を置くことができます」

内山さん(公園課)

「現在、210団体が加入している市のアドプト制に

保険制度があるので、みなさん、アドプト制に入って

活動してもらえれば安心です。用具を置いていいか

どうかなどの利便性を考えると、アドプト制に加入した上で、

市との合意に基づいて行っていただくといいと思います」

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  • Posted by コーディネーターズ at 21:49Comments(0)エコ

    八王子市の高齢者支援課の巻



    八王子市健康福祉部高齢者支援課介護予防・地域包括担当

    主幹 石黒さん(右)、主査 長谷川さん

    2009年7月27日

    ――包括支援センター(正確には地域包括支援センター)は、

    どんな経緯でできたんですか?

    「包括支援センターは介護保険法がベースになっています。

    介護保険法制定前は、高齢者の介護に関わることは

    老人福祉法を中心に福祉施策として行われていましたが、

    高齢者の増加により全国的に立ちいかなくなることが見込まれました。

    そこでみんなで保険料を負担し合う介護保険制度が、

    平成12(2000)年に始まりました。

    その後介護保険制度は何度か改正があり、

    平成18年の改正時に包括支援センターができました。

    また専門的な知識を持つ職員が相談業務にあたることになりました。

    老人福祉法のときから在宅支援センター

    (正確には在宅介護支援センター)がすでに存在し、

    住人への窓口として実績があったので、

    多くの市町村では在宅支援センターを

    法律改正後の包括支援センターに、

    その窓口業務を引き継ぐことになりました。

    包括支援センターの職員は、保健師等や社会福祉士、

    主任介護支援専門員などの専門職の方が、

    互いに連携しながら仕事をしています。

    介護予防や権利擁護など

    幅広い相談を受ける包括的な受付窓口で、

    介護になるか入院が必要か、といった相談に対して、

    関係機関との連携もしています。

    地域包括支援センターは市内に12ヶ所あり、

    高齢者を支える地域のネットワークづくりも担っています。

    八王子市には、現在11万人の高齢者が暮らしていることから

    考えると、12ヶ所しかない、ともいえるでしょう」

    ―地域包括支援センターの数が少ないことのほかに、

    問題点はあるのですか?

    「地域のネットワークづくりを担っているとお話しましたが、

    ネットワークの要とも言える町会・自治会の区域と

    包括支援センターの圏域が一致していないため、

    ネットワークがうまく形成されない恐れがあります。

    また、地域を支える重要な役割を担う民生委員の

    担当区域とも一致しておらず、これは早急に

    考えなくてはいけない課題です。

    またその他に、地域包括支援センターが市民の皆さんに

    あまり知られていないということです。

    名称で何をしているところなのかがわかりにくい、

    各センターの設置場所が目立たないところが多い、

    交通の便が良くない、ということが原因にあるかと思います」

    ――そのほかにも様々な高齢者支援の組織がありますね。

    「ほかにも、たとえば「老人クラブ(八老連を含む)」は、

    市では、この高齢者支援課が担当していますし、

    「民生委員」は、福祉総務課が担当しています。

    また、介護保険制度そのものについては

    介護保険課が当たっています。

    「保健福祉センター」が南大沢と東浅川にありますが

    「福祉センター」も大横福祉センターがあり、

    さらに都の福祉施設もありますね」

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  • Posted by コーディネーターズ at 16:50Comments(0)コミュニティビジネス

    山野美容芸術短期大学+早稲田大+八老連の巻



    八王子老人会本部で行われた山野短大のボランティア

    山野美容芸術短期大学 公文先生、早稲田大学 荒尾先生

    09年9月1日

     今年の冬から春にかけて行われていた

    「心を癒すメイクのボランティア養成講座」については

    すでにお伝えしました

    (そのインタビュー記事はまもなくアップされると思います)。

     でもそれは、早稲田大の荒尾先生と山野短大の公文先生が

    行っている「低活動高齢者の心理社会的機能改善プログラムの

    開発とその支援システムの構築」の第一段階

    「①ボランティアを養成」だったのです。

    その後、第一段階で育ったボランティアが、

    第二段階の「②効果検証」で、実際にメイクやマッサージ、

    ファッションショーのボランティアを高齢者の方に対して

    実施したあと、第三段階「③自主的な地域への貢献」を

    八王子老人会と共同で進めていくことになり、

    そのための説明会が本日の催しだということでした。

    つまり、これまで実践されてきたことを、

    老人会に紹介しているんですね。

    実際に、美容ボランティアの効果として、

    「何回も化粧をするようになる」「抑鬱などに効果がある」

    といったことが挙げられていました。

     今回の試みは、一般的な高齢者用カリキュラムの筋トレは、

    お年寄りにとってギャップがありすぎるので、まず、

    美容、そしてファッション、それから余暇活動、筋トレと、

    段階を踏まなければならない、

    そのためのプログラムだということでした。

     美しくなりたいという気持ちは決して枯れない。

    メイクアップセラピーはアメリカでは医療の中で行われている。

    実際に、心理的な効果がある。抑鬱も改善して

    いけるのではないか。荒尾先生からは、そんな話を伺えました。

    八王子老人会側も、メイクやマッサージ、ファッションの

    ボランティアをこんな風にやってもらえるならと

    とても喜んでいました。

    これからこんな風に、高齢者と高齢者に関わる人たちの共同作業が、

    あっちこっちで進んでいくのではないでしょうか。

    この国には百歳以上が4万人もいて、

    これからますます増えるそうですから。

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  • Posted by コーディネーターズ at 20:18Comments(0)ファッション・美容

    工学院大学の理科教室の巻



    工学院大学の理科教室

    2009年8月23日

    今日は昨日の東京高専のサイエンスフェスタに引き続き、

    工学院大学の理科教室にやってきました。

    この理科教室は、すでにかなりの実績があります。

    「工学院大学わくわくサイエンス祭」と大書された黄色いアーチをくぐると、

    すぐに「電動バイク」があって、雰囲気がいいので、

    お兄さんの呼び込みで、私もしっかり楽しみました。

    さらに「見て聞いて触れる鳥人間」では、

    大きな「グライダー」が展示されていて触れるし、

    ゴーカートが子供たちでにぎわっています。

     人力で海水を淡水に変えるフィルターの装置では、

    子供たちが自転車をこいでせっせと淡水を作り出していました。

    上の写真の爆発実験ショーやガラス工芸も見ごたえがありますし、

    下の写真のように、手作り石鹸の会場は長蛇の列。

    あっちもこっちも親子連れがぞろぞろ歩いています。



     ろうそくの作成も「好きな色、好きな形、好きな香りにろうそくを作ろう」と

    なかなかうまいですし、CAD/CAMで子供が自分の名前を打ち出す

    イベントも手馴れたもの。お天気だったせいもあるんでしょうが、

    全体として、屋外を含めたイベントがとても上手な感じがしました。

    多摩テックのような?(もう何十年も行ってないですが)感じが少しします。

    訪問した日曜日の昼時点の情報では、

    土曜日は2200人くらい、土日で6000人くらいではないか、

    という話でした。昨年より少なめなのは、

    インフルエンザの影響だろうということです。

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  • Posted by コーディネーターズ at 22:42Comments(0)学校・学生・就職活動

    東京高専サイエンスフェスタの巻

    東京高専サイエンスフェスタ

    2009年8月22日

    高専といえばロボット、でしょうか。

    その東京高専で行われた夏休みのイベント、

    サイエンスフェスタを見に行ってみました。



    写真は、体育館で行われていたロボットの実演のうちの

    「3重縄跳びをするナワトビロボット」です。

    10kgくらいあるんじゃないでしょうか。

    下部についているバネの力で飛び上がったロボットが、

    ナワを三重に回転させて飛んでいる瞬間です。



    このロボットの名前は「雷門兄弟」、「らいときょうだい」と読むらしい。

    バネを縮めるのに、強力な力が必要で、

    ガーッと回転する機械を使って縮めていました。

    これが放たれると、写真のように1mはジャンプする。

    しかも落ちても壊れない(壊れてもガムテープですぐ直す!)。

    これらロボットの開発には1年生から6年生までが

    かかわっているそうです。

    彼らが調整している様子を見ていると、

    壊れかけてもすぐにその場で、ドライバーなどを使って

    片っ端からなおしていく。すべて自分たちでやる、

    そんな意気込みを感じました。

    そのほかにも、人形を前に運ぶロボットや、

    十数年前のロボットコンテストの初代チャンピオン、

    またスピードが早く、ついていくのが大変な走行ロボットなどなど、

    ここの高専一校だけでもロボコンができそうです。

    「電気と磁気」では、2万ボルトの放電や、

    まるで永久運動のように「バネの運動エネルギー→

    電流→第二のバネの運動エネルギー」と力が伝わっていく

    デモンストレーション、上側のアルミが外の熱をかき集めて

    間に挟んだ半導体を通過させ、下側のアルミに熱を伝える

    アルミ板のサンドイッチなどがあり、

    同じロボットでもロボットの組み立てキット

    (温度、音、熱、圧力などのセンサーがいっぱいついている)もあって、

    音を立てると走り出すプログラムをパソコンから

    「ブロック言語」で子どもたちが入力していました。

     そのほかにもたくさんあって数え上げればきりがありませんが、

    金融機関!の「たましん」ブースでは、3億円を後ろにした

    記念写真や札束のカウント練習(けっこうわくわくする)、

    「八王子未来学」のブースでは、臭いを4種類かいで、

    その順にその臭いのする方に川の分岐点を選んでいくゲームや

    ロボット・パペロの実演などが行われ、「多摩検定」が簡単な検定をしていたり、

    「わくわく発想塾」では落下流水のストロボ効果を実演していたりしました。

     (土曜日だけで、950人が来たそうですが、

    二日目は、新型インフルエンザの影響で中止になりました。

    ロボットが開催するようになれば、大丈夫?)

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  • Posted by コーディネーターズ at 14:35Comments(2)学校・学生・就職活動

    地中熱で冷暖房コストを下げる家の巻



    グランドリバシィー(株)

    小川さん(CFO&経営企画室長)

    09年8月12日

    ――地中熱を利用する事業をいつ始められたんのですか?

    「私は八王子市役所に3年勤務したことがあります。

    国土法でバブルをつぶすときでした。

     その後、平成15(2003)年、今から6年前に

    アースリソースという会社を、資本金4億3千万円で設立し、

    地中熱を利用した家作りの事業を行っていました。

     でも2年半前、すでにリーマンショックの兆候があり、

    関連した会社がいくつか倒れました。

    資金の出し手としては、中小企業育成投資などの

    公共的なところが多かったんですが、影響は小さくなかったですね。

     アースリソースのビジネスモデルは、戸建の家に地中熱を導入し、

    1割アップの建築費で売っていくというもので、

    25棟を建てて18億の売上があった年もありました。

     個人の戸建で地中熱を利用するには

    500万円の設備費がかかりますから、

    建築費5000万円以上の住宅を建てていました。

    第1号は16年の西八王子でした。

     でもヒューザーの耐震偽装や2年半前のリーマンの兆候、

    ライブドアの経営問題などがあり、経営に行き詰まりましてね、

    去年の3月にその会社を閉めました。本当の止めはその後の

    リーマンショックでしたが。でも、地中熱には思いがある。

    それで、新たにグランドリバシーィを始めたんです。

    ■地中熱利用の仕組み

     地中熱の利用とは、フロンなどのガスを使って

    地中に地上の熱を流し込み、地上と地中で熱交換するものです。

    夏(例えば30℃)なら地中の温度(15℃くらい)の方が低く、

    冬(例えば5℃)なら逆に暖かい。その地中熱を利用すれば、

    夏は温度を下げてから、冬は上げてから

    冷暖房機に送り込むことができるので、事前に設定温度に近づけた

    「外気」に投入するエネルギーが少なくてすみます。



     かつて確立した地中熱の利用方法は、上の図の3つです。

    ①水井戸

     直接、井戸を掘って、安定した温度の地下水で

    熱を交換するので、電気+CO2を7割削減できます。

    ②熱交換井戸

     50~60m掘ると、地下水がなくても地中の熱が15℃程度で安定して

    いるところがあり、そこと熱を交換することで、6割削減することができます。

    ③開削ラセン

     これはもっとコストを押さえられる方法で、3m程度掘ってそこに螺旋状の

    管をいれ、外気を流し込んで熱交換された空気を回収するものです。

    ポイントは温度×流量ですが、地質も重要です。

     一般的に、外気に影響されるのは2~3mの層です。

    シベリアの永久凍土も深さは5mくらいで、

    「永久」とはいっても外気に影響される深さであるために、

    この温暖化で溶け出した永久凍土からマンモスが出てきています。

     でもそれより深い5~10mの層は、だいたい土地の平均気温に

    保たれていて安定しています。これはありがたいことで、

    つまりシステムの前提の温度を計算できるということです。

    技術的には確立していましたから、

    どのやり方で地中熱を回収するか診断を行った上で、

    お客様に上の3つの方法を提案していました。

     資金面でも、SPC(特別目的会社)を作って債権を証券化し、

    10年間での償還を考えました。

     このようにコンセプトや、目的達成までの各ステップを

    丹念に描きましたから、出資者も多数を募ることができ、

    軌道に乗ったかに見えたのですが。

     失敗の原因は、デベロッパーに近いところもやったことですね。

    いまは家の模型を作って配る新らしいビジネスモデルを

    はじめていて、引き合いもいろいろきています。

    地中熱についても、捲土重来を期してグランドリバシィーを作り、

    活動を再開しています。その他にも建築家・荒川秀作氏と組んだり、

    「多摩シリコンバレー計画」を議員さんと提案したりしています」

    <このブログは八王子未来学コーディネーターがおおくりしています>  


  • Posted by コーディネーターズ at 23:01Comments(0)エコ