家政学院大学の食材の研究の巻
2010年06月02日
東京家政学院大学
(向かって右から)小口さん(家政学院大学准教授)、山﨑さん(家政学院大学講師)、
Aさん(某製薬会社)
2010年5月11日
ある製薬会社のAさんが、食材開発について
どんなことを行っていらっしゃるかを尋ねに
東京家政学院大学にやってきたところをご一緒させていただきました。
両先生を紹介してくださったのは、いつものように白井先生でした。
■小口先生
「現在は各地域の新しい食材を使って、新食感などを研究していいます。
おもに、利用しにくいものをどう再利用し、
新しい食材として使うか、といったことです。
米など、いろいろな素材を活用しようとしています。
企業との共同の研究もしておりますが、
研究の結果、家庭で作る食事としてはいいものができても、
大量生産、大量輸送の必要な企業から見る評価は異なる、ということがありました。
でも企業の評価に、大学としてはふりまわされてもいけないでしょう。
また別の成果として、学生の発想にはすばらしいものがあると思いました」
■山﨑先生
「現在の私が行っている研究の中心は、「食用花」から抽出した成分による
新機能性の探索や自然界からの有用微生物の分離・活用です。
また企業との連携では、コンセプトをお聞きし、
その内容を学生自身が消化して、進めています。
その中で、新商品のコンセプトも学生が設定し、新しい物が出来上がりました。
こちらでもやはり、学生の発想の豊かさには驚かされています」
■Aさん
「いろいろな健康食品を開発してきた人が関連会社にいます。
本日、教えて頂いたことを伝えたいと思います」
■小口先生と山﨑先生
「授業展開では現在、2つの企業に絞って行っています。
授業とは別に、各教員、数社と共同研究を進めていますが、
あくまでも教育を軸として、企業の方々の請負ではなく、
学生さんに学びの場となるかを根底に連携は進めていますので、
お話をいただいても、恐縮ですが、必ず連携できるというわけではありません」
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Posted by コーディネーターズ at 18:03│Comments(0)
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