日本精工のガイダンスロボットの巻
2010年05月10日
日本精工(株) メカトロ技術開発センター(藤沢)
飛田さん(副主務、博士(工学))
2010年4月27日
軸受(ベアリング)や精機製品、また自動車関連製品を
作っている日本精工(株)(NSK)に伺いました。
ロボット開発のテストのお話を伺えればと思いました。
――どんなロボットを作られているんですか?
飛田さん「名前は「ガイダンスロボット」です。
視覚障害者の補助ができるような、言わば盲導犬の代わりになる
ロボットですね。もちろん今すぐに盲導犬の代わりとして
働き始めることができるわけではなく、数年後に
実現できることを目指して試作しています。
現在試作しているロボットは車輪型ロボットで、
グリップにまっすぐ力を加えるとまっすぐ進み、
グリップをひねると曲がるようになっています。
前方に障害物があるとそれを認識して、
その情報が反発力となって車輪に反映され、
停止したり、回避したりします。
去年、東京ビッグサイトで開催された国際ロボット展に出展し、
乗ったり、自動で動くのではなく、介添えをするように
導き手となって人と一体となって動くロボットというところが
来場者の方に評価されました。
現在、いくつかの施設などに、実際に役に立つような工夫や参考意見などについて、
相談に乗っていただこうとしているところです。
このような機器の開発は、研究室での開発というよりは、
ユーザーの生活の中での開発になるので大変だという話を伺っています」
<このブログは八王子未来学コーディネーターがおおくりしています>
Posted by コーディネーターズ at 21:34│Comments(0)
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