第3回「八王子未来学」ニューFD/SDセミナーの巻

コーディネーターズ

2010年10月25日 13:30

第3回「八王子未来学」ニューFD/SDセミナー

「教職協働」と「大学間連携」の持続的発展

八王子生涯学習センター

2010年9月3日



最初の基調講演を行われた小田さん(山形大学教授)は、

「大学間連携による持続可能なFD/SDのありかた」がテーマで、

やはりパワフルでした。

「自分の大学を一番知っているのは自分たちだが、あらばかりが目立つ。

でも、相対化して自分の大学のよいところ・強みを発見するために

大学連携がある」とおっしゃっていました。



2番目の伊藤さん(慶応義塾大学准教授)の講演は、元みずほ総研の

人だけあってスマートで、「大学連携、産学連携、地域連携の

多層的な連携による大学教育改革」がテーマでした。

「国からのカネに頼らずに、持続可能にするのが大切」とも。



午後の講演は、「教職協働の必要性と進め方」をテーマにした、

遠山さん(神奈川工科大学教授)のお話でした。

「学生は客ではなく、資産。また、教員、職員はレベルが同じで、

役割が違う。バラバラに頑張ったので進まないので、

一つの目的に向かって、協働することが大切」とおっしゃっていました。

そのあとの分科会では、筆者は第2分科会に出て、小田さんのワークショップでしたが、

魅力的な、個性的な、また大学連携のためのFDSDは何かを討論しました。

「ワークショップ」ですから、参加者がワークするわけですが、

3分間という時間を区切って、自己紹介、自分の所属する大学の紹介、八王子の紹介、

最後にグループごとに討議した大学連携のアイデアの紹介を行っていきます。

八王子共通の図書館や合同箱根駅伝チーム(3月のSDFDでも出ましたが)を作れば、

といった意見もあり、盛り上がりました。

小田さんから、「八王子ゲーム」を作ってはどうか、というアイデアも出ました。

SDFDを、もっと産業界を巻き込んだり、また学生を巻き込んだりすれば面白い、

というまとめもありました。

アイデアはいっぱいあり、あとは、

小田さんのようなエンジンになってくれる人がいれば、ということかもしれません。


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