八王子の水環境 八王子にホタルをとばす会の巻

コーディネーターズ

2009年06月16日 17:12



工学院大学

釜谷さん(准教授)

6月2日(火)

生物を使った水環境研究の1つである、

工学院大学の「八王子にホタルをとばす会」を覗いてみました。

工学博士であり、環境分析化学研究室をお持ちの釜谷准教授のもと

生徒さん20名ほどが加入しており、4年ほど前から

ホタルの孵化から幼虫の育成、成長になるまで、

水質、餌の面を中心に研究しています。

最近餌の色が変わってきたとの事、

これは使用している大学の地下200メートルからの地下水の硬度

(カルシウム、マグネシウムなどの塩類の含む度合い)が

20程度しかないことが理由かもしれないとのこと、

通常の水道水は70、ホタルがすんでいる川などは150~160であり、

砂鉄を入れて硬度を上げてみたい、とのことでした。

餌にはカワニナのほかヒラマキ貝、サカマキ貝〔巻き方が逆なのでこういう〕、

タニシを使用、食べた貝の分析も行っていて、将来人工の餌も作れるのでは

ないか、とのことでした。

お尻の発光分析、生存率の分析等、学生さんが楽しみながら、

またわくわくしながら、丹精込めて育て研究しています。

将来八王子のどこでも、飛び交うホタルが見られるようになるかと思うと、

私もわくわくさせられました。