多摩美の単位互換がうまくいく理由の巻

コーディネーターズ

2009年04月07日 12:10



多摩美術大学/河島さん(教務部教務課長)

3月24日(火)

なぜ、多摩美術大学の単位互換授業には、

他大学からコンスタントに学生が集まるんですか?

「美大に対する関心が基本にあると思います。

また、学内でも人気のある授業の先生にお願いしていますし、

他大学の先生や第一線で活躍している方と

ディスカッションする形態の授業もあって、

多摩美への

興味+先生の面白さ+授業の面白さ、

があるのではないでしょうか。

それから、本学には「現代芸術の現在」と

「ベンチャー起業論」という授業があるのですが、

これらは『持出授業』といって、

八王子学園都市センター(JR八王子駅前)で行っています。

ここには、本学の学生の他に

他大学から多くの学生が集まっています。

多摩美の学生は美術の制作に忙殺されていますので仕方がないのですが、

この制度を利用して、もっと他大学にも行って欲しいと思います。

まだまだ本学でも単位互換制度自体を

知らない学生が多いですから、

できれば協定校で統一した小冊子またはチラシを作りたいですね。

それから東京家政学院大学が加わって協定校が6校となり、

平成20年の結果に、私どもも驚いています。

なぜなら、多摩美から他の大学に行く例は

それほどなかったのですが、東京家政学院大学や

東京工科大学にも行く例が出てきました。

協定校への加盟を検討していただいている大学からは、

「1科目も提供できないし、学生を送るだけでいいですか?」と

聞かれることもありますが、

学生の「派遣専門」でも、「受け入れ専門」でもかまいません。

現在、私たちが行っている単位互換グループに

気軽に入っていただければと思います。