たまりば

日記/一般 日記/一般八王子市 八王子市

スポンサーリンク

上記の広告は、60日以上更新がないブログに表示されています。
新たに記事を投稿することで、広告を消すことができます。  

Posted by たまりば運営事務局 at

東京高専・加藤研の研究の巻



東京工業高等専門学校 加藤研

加藤さん(東京高専准教授)

2011年2月1日

――今日は、東京高専・電子工学科の加藤先生の研究室にお邪魔しました。

 先生のところでは、どんな研究をされているんですか?

加藤さん「窒素酸化物(NO、ノックスとも)を、空気から

除去する研究を行なっています。

空気中で、例えば木を燃やせば、酸素と木の中の炭素が反応してCOが出ますが、

空気中に1000度の高温の条件を作れば、NOは出ます。

燃やす対象物がなくても、空気の成分である窒素が燃焼によって酸素と化合して、

NOとなって出る、ということです。

(空気が燃える、ということになりましょうか)

■NOの研究

最近は様々な「効能」も発見されているNOですが、

環境汚染物質の悪者としてだけ見る時代がありました。

たとえばディーゼル車では、酸素の供給が多いので二酸化窒素(NO)が出ますし、

触媒で燃焼がコントロールされるガソリン車では、NOや一酸化窒素(NO)が出ます。

これらは大気中にあれば有害ですから、自動車NO法で

その排出量が規制されています。

しかし80年代にNOの分析技術が発展し精度も向上、

体の中のNOなどが測定できるようになり、いろいろなことが分かってきました。

たとえばNOを吸うと血管が広がって血圧が下がることが分かりました。

ニトロがまさにそれで、狭心症の薬として使われています。

血管の中で、NOが発生して拡張するのです。

また一酸化二窒素(NO、亜酸化窒素とも)は、

麻酔で使う笑気ガス、つまり吸入麻酔剤として医療現場で使われる一方、

環境破壊物質という側面もあります。

大気中に安定して存在するので成層圏まで昇り、オゾン層まで行って

これを破壊するのです。

その意味では、フロンと同じです。

さらに、COの300倍の温室効果があります。

いい面も悪い面もあるNOですが、これらを除去するために、

NOの様々な性質を考えます。

NO、NOは都会の汚れた空気の要因のひとつで、NOは除去しにくい物質。

Oは安定していて反応性が低い、NOは、液体になりやすい、

NOはあまり水に溶けないが、酸素と反応するとNOになり溶ける、

空気中ではガスだが、吸着剤の中では凝縮していて、液体に近い、等々。

というわけで、加藤研では、NOの浄化がひとつのテーマです。

NOXをOとNに分けるとクリーンになると考えられています。

しかし分けるには触媒が必要で、白金やパラジウムは高価でなかなか使えません。

そこで、これを安価に浄化する研究を進めています。

その一つの方法が、補足しやすいNOを利用して、NOを捕る手法です。

吸着剤に吸着しやすいNOをくっつけると、共吸着の効果でNOが捕れるのです。

これを発展させて、吸着剤にNOの代わりのものをくっつけても、

NOがとれるのではないかと類推していったところ、

実際、SOをくっつけてもNOはとれました。

金属の銅をうまく使った先生もいました。

ただ銅は、錆びてしまうので、再生させてリユースしなくてはなりません。

手術室の空気浄化を目的に、NOについても、除去方法の研究を進めたいと

思っています。

濃度が低いので、やはり吸着剤が有効です。

■資源問題の研究

地球環境のNOも大切ですが、

10年前に物質工学科から電子工学科に移ったのを期に、

資源問題にもチャレンジしています。

有用な金属をパソコンや携帯電話などの様々な電子基板からリサイクルするもので、

安価な方法で回収できないかと考えています。

最近では都市鉱山として注目されています。

■分離技術

NOにしても金属リサイクルにしても、「分離技術」がキーワードですね。

有害物質を除去し、有用なものを取り出す。

10年前は「吸着」をメインに考えていましたが、

最近は「吸着、結晶化、蒸着、抽出、ろ過」など、吸着と一緒に、

他の技術も使う方向です。

編集委員をしている「分離技術」誌も参考にしてみてください。

相平衡、蒸留、ガス吸収、吸着、抽出(超臨界流体抽出を含む)、

晶析といった技術に基本があることが分かっていただけると思います。

ここで使われる「分離操作」は、物質の性質(物性)の違いや、

温度や濃度の差を利用して分離する、というものです。

物質同志の親和性や相互作用を利用します。

また吸着剤は目的とする溶液に入れますが、その溶液中の成分が、

吸着剤と溶液のどちら側で安定なのかといったことも大切です。

吸着は、水の中、アルコールの中、酸の中などでは効果が異なり、

場が変わると、一度吸着剤に吸着された物質も脱離したりしますから、

これを利用すれば吸着剤の再生にもつながります。

■技術者はいまから海外に目を向けよう!

いまは、高専の卒業生も大勢海外に行く時代です。

私の同期の者も、30人中5人くらい、中国や東南アジアなど海外に行っています。

エンジニアは世界中の工場に行って技術指導をする時代に、すでに入っています。

でも今のままでは日本人のエンジニアは「技術の知識はあるが何も知らない」と

言われるかもしれません。

様々な文化や価値感、宗教の異なる人々とチームを作ることだってあるでしょう。

なのに高専生は技術の勉強ばかりしている。

歴史や政治も学んで、幅広い視点を持って、いまから世界に行く準備をしておきましょう」

<このブログは八王子未来学コーディネーターがおおくりしています>  


  • Posted by コーディネーターズ at 15:49Comments(0)学校・学生・就職活動

    東京家政学院大学でのロボット治験の巻

    ■1■ロボット治験・パペロのお願い(東京家政学院大学)



    東京家政学院大学
    前列左から中村さん(東京家政学院大学・非常勤講師)、吉川さん(同教授)、

    小野さん(同教授)、市原さん(同教授)

    後列左から飯谷さん(東京家政学院総務課課長)、大中さん(NEC)

    2010年11月24日

     今日は、パペロのロボット治験のプレゼンです。

    「ロボットを使う幼児教育」の可能性に、総務課の飯谷さんが、すぐに紹介くださり、

    飯谷さんが集めてくださった先生方も、ロボットが役に立つかどうか分からない状態で

    興味を持っていただき、この後の、1カ月もしない期間の授業で

    二度も「実験」を行なっていただけることになりました。

     先生方の瞬発力に、少し驚きました。

    ■2■ロボット治験・パペロのプログラミング実習(東京家政学院大学)



    東京家政学院大学

    左から大中さん(NEC)、小暮さん(同)、田尻さん(東京家政学院大学助手)、

    市原さん(同教授)、中村さん(同)、吉川さん(同教授)ら

    2010年12月1日

     NECから、プログラミングのコーチの小暮さんが来て、

    みんなの前で、パペロの言動のコーチ&プログラミングをしてくれました。

    先生たちから、「もう少しそこのイントネーションはこうならない?」

    などといった要望がたくさんあり、小暮さんも汗をかいていました。

    でもそのおかげで、ほぼ完成に近いプログラムが、この日にできてしましました。

     クリスマスバージョン授業のプログラムもあり、

    最終的には、小暮さんと田尻さんの間で、何回もやり取りを行い、

    小暮さんは、もう一度プログラミングをしに来てくださったそうです。

    ■3■ロボット治験・パペロの実施1(東京家政学院大学)



    東京家政学院大学プレイルーム

    幼児グループの実習

    2010年12月8日

     今日は、東京家政学院大学で、幼児十数人と親、学生、教員によって

    行われている幼児グループ実習で、

    ロボットのパペロが子どもたちに、どう受け入れられるか、

    パペロが「お片付けをしましょう」などと言った場合、

    子どもたちは、保育者がピアノを弾いて伝える場合とどう違うのか、

    などの観点から、「ロボット治験」が行われました。

    一言で「行われました」と言っても、

    ロボットを使うことをお母さんたちに説明し、理解を求め、

    場面場面のプログラミングを行ない、

    使う音楽についてはパペロに録音しと、とても大変です。

    ■4■ロボット治験・パペロの実施2(東京家政学院大学)



    東京家政学院大学プレイルーム

    幼児グループの実習

    2010年12月15日

     今日は、クリスマスにちなんだ実習で、

    サンタクロースのお爺さんが登場し、

    子どもたちがみんなプレゼントを受け取っていました。

    パペロの存在に1回目より親しみを感じ、

    「片付けられるか見ているよ」というパペロの声に、

    片付けを見守ったり、励まされたりする子どももいたようです。

    ■5■ロボット治験・パペロの新年のロボット研究会(東京家政学院大学)



    東京家政学院大学

    左から、小野さん、大中さん(NEC)、吉川さん、田尻さん

    2011年1月19日

     今回は、12/8と12/15に行われた幼児グループの実習を受けて、

    幼児教育におけるロボットの効果などが話し合われました。

    ・ロボットが集団の中の人間同士をつないだり、

    三者関係を作るのに役立つ可能性がある。

    (ロボットに「もっと早く起きなさい」と言わせれば、

    お母さんが口やかましく言う必要もないし)

    ・2、3歳の子どもは、(外界に対し)アクションを起こし、その応答を見て、

    またアクションを起こす、というサイクルで興味を覚え成長するので、

    ロボットの応答が大切。

    ・ミラーニューロンで、他人に同調する機能はどう影響を受けるか。

    ・予想外にふるまうロボットを見て、「すべて自分が悪く、自分の責任」と

    落ち込む人の思考パターンを変えていくことに、好影響?

    ・子どもを見守る存在としての機能が面白い。

    などなど、こんなことに役立ってくれればという事柄が、並びました。

    一方、子どもが相手なので、

    ・ロボットの隙間に手をつっこんだり、投げ飛ばす恐れがあるので、

    人間が誰かついていなくては。

    ・触るとロボットが反応するエリアがよく分からない。

    結論的には、もっと使ってみたいのだけど、

    本格的に使うとなると、おカネもかかるし、なにがしかの助成金が出れば、

    ということだったと思います。

    <このブログは八王子未来学コーディネーターがおおくりしています>
      


  • Posted by コーディネーターズ at 23:05Comments(0)学校・学生・就職活動

    永生病院でロボット治験の巻

    ■1■ロボット治験・パペロのお願い(永生病院



    永生病院

    春日井・永生病院副院長

    2010年9月14日

     南陽台地域福祉センターの渡邉理事長に紹介していただいた

    永生病院の春日井副院長に、ロボット治験の説明と、パペロを

    使っていただけないでしょうかというお願いをしに伺いました。

    ・永生病院には、外来患者が来院する「クリニック」、

    入院患者とその家族が来院する「病院」)、また

    通所サービスや入所サービスも行える施設もあるが、

    どれがいいかは、今度NECさんが来たときに考えましょう。

    ・グループホームの1階が保育所になっているところもある。

    ・そのほか、在宅や訪問介護もやっている。

    ・リハビリ訓練棟の受付というのもある。

    ・でも、イメージがわかない、何ができるか分からない。

    ・ロボットに何ができるか、できないかもしれないから、

    お役に立てるかどうか分からない。

    ・ロボットにできないことをどうするか、を考えなくてはならないだろう。

    この次のプレゼンと合わせて、皆さんがきびきび忙しく働いていらっしゃる病院への

    お願いは、緊張します。多忙な仕事の現場の時間をいただくわけですから。

    ■2■ロボット治験・パペロのプレゼン(永生病院



    永生病院

    (左から)学生さん2人、齋藤さん(永生病院師長)、安藝さん(同看護部長)、

    安井さん(同医療サービス支援課)、春日井さん(同副院長)、

    小林さん(プレゼン中の創価女子短大学生)、亀田さん(創価女子短大准教授)、

    大中さん(NEC)

    2010年10月19日

     この日は、亀田研からも学生さんが10人くらいやってきました。

    10月の夕方、もう外は暗くなってきたし、

    病院関係の皆さんは、本当に忙しそうで、

    携帯電話がひっきりなしにかかってくるし、

    呼び出されてはまた戻ってきて会合に参加する、といった感じです。

    ロボット治験を行なっていただけるかどうか、まったく分からない状態でした。

     議論は2時間。置けるとしたらどこに置くか、

    どんな役に立つのか、忙しい患者さんとのやり取りの中にロボットを入れられるのか、

    それが無理ならどこがいいか、などなど、それはかなり大変なものとなりました。

     それでも、春日井副院長が、「まあ、やってあげようじゃないか」という雰囲気を

    作ってくださり、往来の激しい「クリニック」ではなく、

    少し落ち着いた感じの「病院」の方の受付に

    パペロを置いてみていただけることになりました。

    亀田先生や学生さんの熱弁がありましたが、

    よくご了解をいただけたものだと、感激しました。

    ■3■ロボット治験・パペロの実施1(永生病院



    永生病院

    山崎さん(創価女子短大学生)、齋藤さん(永生病院師長)、小林さん(創価女子短大学生)

    2010年11月6日

     実際に、病院の受付にパペロを置いて、

    来る患者さんのご家族の方に、興味を持っていただいていました。

     直接、とてもお世話になったのは、看護部長の安藝さんです。

    また、次長の田野倉さんにも、現場で、大変お世話になりました。

     まず、それぞれのお仕事が忙しい中、

    学生さんが持ってきたパペロが何をするかその場で聞いていただき、

    パペロ用のスペースを作っていただいたり、

    周りの皆さんに説明していただいたり。

     パペロが話し出すと、わっと人が集まるのですが、

    実際に現場でどう役に立つのか…。

    「病院からのお願い。インフルエンザが流行っているので手洗いしてください」

    「この病院の先生をご紹介します。A先生は…」

    のように、業務の中に直接入るよりは、とりあえずはサポート的なことで使えるようです。

     上の写真は、先日の会議でお世話になった齋藤師長が通りかかったところ。

    ■4■ロボット治験・パペロの実施2(永生病院



    永生病院からの帰りの京王線・めじろ台駅

    幸田さん(左、創価女子短大学生)、小林さん(同)

    2010年12月4日

     今日は、2回目のパペロの「実験」でした。

    学生の小林さんが操るパペロを、今日は、

    受付のアルコール消毒の台の脇に置いて、

    「手を消毒してください」と声を出します。

     人が脇に立っているとき、パペロだけがいるとき、

    人もパペロもいないで消毒液だけがあるとき、の3パターンで、

    どのくらいの人が手を洗浄するか、という実験が行われました。

    今回の結果では、大きな差は出なかったかもしれません。

     また、学生の幸田さんが、パペロが旅行に行ったという設定で

    患者さんに旅行写真をパペロの語りつきで見せるプログラムも、

    安藝さんに披露していました。

     上の写真は、永生病院から帰るところ。

    パペロが街中に溶け込む日は、近いのでしょうか。

    ■5■ロボット治験・パペロの卒論発表(亀田研



    創価女子短大

    亀田研の皆さんと来賓

    2010年1月14日

     この日は、亀田研究室の学生さんの、卒論発表会です。

    「パペロは秘密を漏らさないし、高齢者がパペロに信頼を持っているということが分かった」

    という学生さんの言葉で始まった卒論発表会は、

    ・音楽のリラクゼーション(パペロを通して、癒しの音楽を選択する)

    ・永生病院の受付ロボットの試み

    ・永生病院でプレゼンした写真を媒介にしたコミュニケーション

    ・パペロと一緒にスポーツ観戦

    ・パペロによる本の読み聞かせ

    などなど、14の結果発表やアイデア発表がありました。

     「来賓」には、NECの大中さんや、日刊工業新聞社の方々、

    創価大学の先生、会社の技術部長さんらが来ていました。

     まだ数や規模が少ないかもしれませんが、

    またロボットが本当に役に立った、という発表がされる日はまだ先でしょうが、

    こんな発表会が、八王子の各地で行われていくのが、望まれるひとつの形かもしれません。

    <このブログは八王子未来学コーディネーターがおおくりしています>  


  • Posted by コーディネーターズ at 22:16Comments(0)多摩のビジネス・経済

    アロマボランティア・八老連

    アロマテラピーボランティア


    杏林大学と山野美容芸術短期大学の連携で

    八王子市老人クラブ連合会(八老連)でアロマを使った、

    ハンドマッサージ、アロマ香・石鹸作りの

    デモンストレーションを開催させて頂きました。

    当日は八老連から約40名、大学から先生3名、学生4名が参加されました。

    秋の終わりというのに台風が到来し、
    予定時間を短縮しての実施でしたが充実したものとなりました。

    八老連ではこれを機に女性委員会が中心となり社会奉仕活動部を立ち上げ、

    地域に貢献しようとも考えての実施でした。

    山野短大の先生からハンドマッサージ方法の説明、

    杏林大から香・石鹸の作り方の手順の説明、指導を受け始まる。



    始まると皆さんの顔が生き生きと輝き始め

    何とも言えない楽しい雰囲気となってきました。

    八老連ではきょう参加の皆さんに癒し楽しさを味わって頂き、

    それぞれの各地域に帰って実施できる人たちを育てて活きたいと考えています。

    そして一人でも多くの人に参加して貰い引籠りの人を無くしたいとも考えています。

    まだスタートしたばかりですが大きく発展していけば素晴らしい事と思います。

    大学側も学生さんに地域との係り合いを通じ教育の場にも成ると考えて居り、

    卒業後の人間形成の一助にもなると思われます。

    作り方を先生にお聞きしたので説明いたします、試してみてください。

    <香の作り方>

    準備するもの(1人分)
      ・エッセンシャルオイル(好みのもの) ・お香パウダー10g
      ・水8~10cc(約小さじ2) ・容器(乳針等が良い)
      ・混ぜ棒(乳棒等が良い) ・成型型〔石膏コーン、クッキー型等〕

    作り方
      ①お香パウダーが飛び散らぬように、静かに容器に入れます。
      ②パウダーに水を少しずつ加え、静かに混ぜます。
       全体に水が行き渡ったところで(ボソボソした状態)、
       エッセンシャルオイルを加え混ぜます。
      ③紙粘土状になり、色むらがなくなるまでよく練り合わせます。
       乳針乳棒がない方は、棒で混ぜにくい状態になったら、
       手で練ってもOkです。(必ず手袋をはめて下さい)   

    <アロマ石鹸の作り方>

     準備するもの(1人分)
      ・石鹸素地---50g ・植物油---小さじ1/2杯(マカダミアナッツ油
       /小麦胚芽油 /キャロット油など) 
      ・芳香蒸留水---小さじ1杯(ローズウォーター /カモミール
       ウォーターなど) ・精油---5滴(好みのオイルを合計5滴になるよう調整)
      ・ビニール袋(厚手のものか2枚重ね) ・石鹸型(クッキー型等)
      ・ラップ ・電子 はかり ・計量スプーン
      
     作り方
       ① ビニール袋(2枚重ね)に、石鹸素地50gを入れる。
       ②①に植物油、芳香蒸留水を加える。
       ③②に好みのオイルを合計5滴になるよう調整して加える。
        防腐剤を使っていないため、早めに使用する。
       ④ビニールの口を軽くねじり、入れたものが均一に混ざるよう十分に練る。
       (出来上がったものを適当な大きさに分け使用する)
       ⑤石鹸型にラップ(2住)を敷き、オイルなどを薄く塗り、石鹸を詰める。
       ⑥型からはずしラップに包んでおく。⑦日陰で4~5日乾燥させる。
      
     注意点
       練りが足りないと仕上がりが悪くなるので、気長にしっかり練る

      
              /
      


  • Posted by コーディネーターズ at 22:44Comments(0)

    鳥型ロボット・アプリポコの巻



    ロボット・アプリポコの打合せ

    山口さん(首都大学東京システムデザイン学部教授)

    2010年11月12日

    ――このアプリポコは、どんなロボットなんですか?

    「東芝製のアプリポコを使って、見守りロボットシステムを研究しています。

    アプリポコでは、産総研が開発したRTミドルウェアを使っています。

    また、カメラを2個搭載していて、ステレオ・パンチルドカメラ

    (回転し、上下左右に映像を映せる)です。

    鳥の形になっているのは、高齢者の皆さんが違和感を感じないように、

    という意味もあります。



    また、天井にカメラがあれば、いわゆる「監視カメラ」になってしましますが、

    自分がカメラで見られたくないときは、ロボットにサングラスをかけさせればいい、

    そんな発想もあります。

    さらに自分が転んだところの画像は流してほしくない、というようなときに、

    画像から判断して、その画像は送信せず、

    「転んだ」という文字情報だけを送れるようにしています。

    プライバシーと見守りを両立させる工夫を、していかなくてはならないでしょう。

    生産コストについては、中小企業は、

    数百台あるいは数千台作れば、元は取れるかもしれませんが、

    大企業が黒字になるためには、相当作らないとならないでしょう。

    ですから、輸出も考えることになります。

    立川で「実験」をさせていただいているところがありますが、

    近い八王子にひとつ、「実験」に協力していただける「サイト」がほしいですね。

    私が研究しているロボットの目的は、高齢者が介護が必要にならないように、

    介護予防を支援することです。

    「元気老人」と呼んでいるところもありますが、「介護される老人」から「支える老人」へ、

    ということを支援したい。

    また、「アプリポコ+車椅子+かたづけロボ」のターゲットは、

    引きこもりがちの一人暮らしの老人です。

    アプリポコ単体のロボットのターゲットは、病院の受付などです。

    パペロと同様のところがあり、ある程度の会話をして見守る、ということを考えています。

    ただ、アプリポコを担当するのは、産総研から来た先生になると思いますし、

    実際の「実験」の担当は、保健福祉学部の先生になると思います。

    また、JSTの補助金次第というところもあります」

    <このブログは八王子未来学コーディネーターがおおくりしています>  


  • Posted by コーディネーターズ at 20:09Comments(0)パソコン・インターネット・IT

    青梅と八王子とロボットの巻



    産業交流展(東京ビッグサイト)

    サンリツオートメイションの模型自動車の遠隔操縦で悦に入る芳賀さん(青梅商工会議所)

    2010年11月10日

    八王子先端技術センター、開発・交流プラザで開かれた

    コーディネーター情報交換会でお会いしたTAMA-TLOの井深社長に、

    青梅商工会議所の芳賀さんに会ってみたらどうかと言われ、

    青梅商工会議所が中心になって出展している「産業交流展2010」

    (東京ビッグサイト)に行ってきました。

    芳賀さんの肩書は「ロボット産業コーディネーター」です。

     東京都中小企業振興公社が、多摩地域のイノベーションを促進するため、

    (1)計測・分析器産業、(2)半導体・電子デバイス産業、(3)ロボット産業

    の3つの産業分野をターゲットとした「多摩・産業コミュニティ活性化プロジェクト」を

    開始し、ロボットについては、その推進母体が青梅商工会議所になりました。

    運営者を「産業活性化推進機構」といい、とくに(3)のロボット産業についての

    ロボット産業活性化推進機構」を、青梅商工会議所が引き受けた、ということのようです。

    その青梅商工会議所が出展している、ビッグサイト「産業交流展2010」の

    「多摩・産業コミュニティ活性化プロジェクト」ブースに、芳賀さんに会いに行きました。

    ここで出展していたのは、エイ・ビー・エム、菊池製作所、サンリツオートメイション、

    エリオニクス、また首都大学東京システムデザイン学部の山口教授の

    「アプリポコ」を使った見守りロボットシステムが展示されていました。



    (右にいる白いロボットがアプリポコ。また、布団から手招きすると車椅子が近寄ったり、

    テーブルの上の食器などを片付けるアーム型ロボットもいます。

    アプリポコの「眼」が全体を見ているようです)。

     青梅商工会議所の小俣さんに、その場で山口先生を紹介していただき、

    芳賀さんには、日刊工業新聞社主催の「多摩ロボット分会」を紹介していただき、

    「部屋・家・地域まるごとロボット」の佐藤教授につながっていきます。

    ちなみに八王子は「計測器の町」と行政的に規定されていて、

    八王子が中心になってロボットの開発がおこなわれることはない?んだそうです。

    <このブログは八王子未来学コーディネーターがおおくりしています>  


  • Posted by コーディネーターズ at 22:17Comments(0)多摩のビジネス・経済

    舘中学校+拓殖大学=出張ものづくり教室の巻 2010



    電磁ブザーの製作

    館中学 西川副校長 数学の先生、英語の先生、学校サポーター

    森きよみ先生(拓殖大学准教授)

    拓殖大学工学部機械システム学科の学生(主に4年生)さん

    2010年10月28日

     今年も、拓殖大学工学部による出張理科教室が、館中学で行われました。

    昨年同様、なかなかブザーの鳴らない人、すごく小さな音で鳴らす人、

    妙な音になる人、鳴ってもすぐ止まってしまう人などなど、いろいろな生徒がいました。

    長い銅線がこんがらがって、ほどくのに20分かかる子も二人、

    両方とも男子生徒でしたね。

    女の子の方が、手先が器用で落ち着いているかもしれません。

    でも、最終的には、やはり全員鳴ったようです。

    今回はこの授業に参加されていた、いろいろな先生方へのインタビューをお届けします。

    ■副校長の西川先生(本来は英語の先生)

    ――館中学からノーベル賞は出ますか?

    奇抜なアイデアは出ないのではないか、と思います。

    みんないい子、ふつうの中学生ですから。

    これをやってはいけない、これはいいという判断ができる。

    家と学校によるしつけがきいているんです。

    よその学校のように、非常に悪いということはない。

    ものが壊されているということがありません。

    みんな仲がいい。それは一クラスしかないからです。

    彼らは中学の2年間、小学校から8年間、ひょっとすると幼稚園から、

    同じクラスの同級生としてやってきました。

    小さな学校ですから、高校に行くと、今度はかなり違和感を感じるようです。

    先生も知らない、周りも知らない、勝手が違う。

    現在のような規模の小ささだと、校長も副校長も、生徒の顔をみんな知っています。

    彼らの親の顔も知っている。

    ■数学の先生

    ――八王子からフィールズ賞が出そうですか?

    中学の数学では才能は分からないですね。

    高校にならないと分からない。

    図形や初歩の代数といった中学の数学ができたからといって、

    高校の数学が伸びるとは限らないし、

    高校数学を、他人から教わっているようではだめでしょう。

    むしろ中学では、国語の読解力が重要です。

    理解する能力があれば、自然と力は伸びていく。

    ■英語の先生

    ――日本人も英語でコミュニケーションがとれそうですか?

    本人が必要とすれば、できます。モチベーションしだいです。

    できない、とあきらめる人の原因は、トレーニングしないから。

    「英語は体育」が私の信条です。

    野球のバッティングと同じで、実際に何度もやってみないと分からない。

    通常の英会話なら、中学英語とトレーニングで十分です

    (高校はもっと高度なことをやっている)。

    ■学校サポーター(最近の学校では教職員以外に、「サポーター」がいるそうです)

    ――一子どもたちに交じって、一緒に授業を受けられていますね。

    私は市の「学校支援サポーター」です。授業を子どもたちと一緒に受け、

    彼らについて、学校の副校長先生と話しもします。

    週に一回、「心の教室(ふつうの大きな教室)」にカウンセラーが来ますが、

    週にもう一回、カウンセラーではありませんが、

    子供の相談にのるボランティアのサポーターが、その教室にいる日があります。

    話に来てくれる子が何人かいて、子供の事情が分かります。

    私にも子どもがいますから、子供の心理に触れられるのもいいですね。



    森先生

    今年はSPP(サイエンスパートナーシッププロジェクト、文科省の事業)を

    取得できなかったので、八王子市の「教育支援人材バンク」に

    登録してくれた学生がボランティアで参加してくれました。

    ブザーキットの部品代は拓殖大学が支援金として出してくれました。

    去年と同様、このイベントは準備が大変です。

    またSPPが取れなかったので、事前準備には、謝金が払えず、

    サイエンスボランティア愛好会の学生たちにやってもらいました。

     でも実際に、館中学に来たのは、この時間中に授業のない4年生。

    準備と実際にやる人が違うので、最初は少しドタバタしていました。

    ■学生さん

    ――何を目指しているんですか?

    A君:技術営業がしたい。もともと数学が好きでした。

    B君:自動車の部品メーカーに決まりました。

    C君:僕、拓殖大OBです。

    D君:まだ未定です。

    E君:マレーシアから来ました。母国に帰ってエンジニアをやりたいです。 

    ■中学生

    ――何が難しかった?

    女の子:はんだ付けが細かいところだったので。

    男の子:とくに難しくなかった。

    男の子:(銅線を)巻いて組み立てるのが難しい。

     皆さん、インタビューへのご協力ありがとうございました。

    ぐるぐる巻いた銅線に電流を流すと鉄をひきつける。

    たしかに不思議な現象です。

    仲がよくても悪くても、それを不思議だと思ってくれる子がいれば、

    きっと優れた科学者が登場する、と思いました。

    <このブログは八王子未来学コーディネーターがおおくりしています>  


  • Posted by コーディネーターズ at 18:15Comments(0)学校・学生・就職活動

    自然の環境を活用した教育


    八王子の自然環境を活用した教育  10月24日(日)



    滝山ネイチャークラブ主催の親子自然体験(1~3歳の幼稚園入園前の幼児対象)が、

    東京純心女子大学キャンパス内のグランドと

    こもれび広場(純心女子大学の裏山)を利用して催されました。

    当日はちょっと肌寒い中3家族12名の親子、純心女子大学の鍛冶先生、

    石沢先生と学生6名の方がボランティアとして参加され、

    ネイチャークラブ代表の堀岡正昭さん(八王子キャンプ協会所属)の

    指導のもとに楽しい経験をしました。

    滝山ネイチャークラブとは八王子を中心に、子供たちやその保護者に

    自然体験活動を普及させることを目的とした自主サークルで、

    幼稚園教諭免許や保育士資格、キャンプインストラクター、

    レクリエーションインストラクター、ネイチャーゲームリーダー、

    など技術と指導経験を持ったスタッフが中心となって活動をサポートしており、

    犬目山や滝山、秋川流域をフィールドとして、活動を進めています。

    年間を通していろいろな体験活動をしていますので

    ぜひホームページを見て頂いて、家族で参加をお勧めします。

    今日は純心さんの先生、学生さん、堀岡代表と代表の息子さんで

    準備にかかり,こもれび広場でロープ張りから始まりました。

    参加者が集合後、堀岡代表から野外活動の危険(危険な生き物、危険な植物)

    自然の野山を散策するリスク、ケガ予防などのお話を聞き、



    聴診器、虫めがねを頂き自然の体験に出発、

    クモやちょっと変わった虫、押すとパット煙を吐くようなキノコ,

    木々の鼓動を聴診器で聴くなどの体験をし、

    改めて自然の豊かさや凄さに皆感動、お子さん方より親御さんが感動しており、

    自然を知る大切さを感じているようでした。



    たき火を囲んで昼食後はまいぎり式、弓ぎり式を使っての火おこし体験、

    要領と体力がいりなかなか火がおきない、

    おきた時のみなの歓声と感動が裏山に響き渡る。



    つづいて朝準備した山の中のロープへ移動、モンキーブリッジ(木の間に二本のロープ)、

    ターザン(ロープに滑車をつけてぶら下りながら滑り降りる)、ハンモック、

    ちょっと「あぶないがあると」子どもは夢中になるとの事、

    ハンモックは経験させて頂いたから言える最高のリラクゼイション、

    何とも言えない癒し効果あり。

    最後は堀岡代表が「かみしばい」を上演し、皆で記念撮影をして一日を終えた。

    参加者全員大満足の一日でした。

      


  • Posted by コーディネーターズ at 21:45Comments(0)

    学園祭へGO! 造形大の巻



    東京造形大学

    学園祭(学生自主製作展)

    2010年10月22日

     JR相原駅から、スクールバスで数分。

    歩いても15分くらいのところに、東京造形大はあります。

    上の写真に写る山の、向こう側です。

     昨年の多摩美もそうでしたが、

    美大のお祭りはやっぱり楽しそう。

    ビジュアルだし、音楽でも盛り上がるし

    女の子たちのファッションもグーです。

     とくにこの造形大では、新校舎CS-PLAZAが完成し、盛り上がっているようです。



    この写真が、そのCSプラザで開かれていたファッションショーです。

    開いているのは、サークルのステラ(STELLA)。

    ここは、学校の方針と同様、テキスタイル(織物、布地)中心のサークル。

    ファッションデザインを行なうサークルではないそうですが、

    学園祭などでは、学生モデルなども募集して、ファッションショーを行なうのだそうです。

    このCSプラザのスペースも感じがいいし、

    ヘアスタイルも含めたファッションもなかなかだと思いました。

    ウォーキングをもっと頑張れば、プロにも負けないと思います。

     もっとファッションデザインに力を入れているサークルは、別に

    グラマー(GLOMOUR)というのがあり、

    こちらは、映像や舞台、衣装、などを総合したものを目指しているそうです。

    ファッションショーの受付の女の子は、両方に所属していると言っていました。

     ステラの男の子の1人は、

    「渋谷にある桑沢デザイン研究所がファッションを担当していて、

    もっとそっちとコラボしたい。でも学校の方針で分けられている」と言っていました。

    せっかく美大に、テキスタイルとはいえ、ファッション系が

    ある(芸大や多摩美にはないそうです)んですから、

    きっぱり分けてしまうのは、私ももったいないと思いました。

    ファッションが今後の日本の輸出産業の有力候補だそうですし。

    たとえば製販一体のユニクロは、ファッションデザインと素材のデザインを、

    距離的に遠くに分けないような気はします。。。

     桑沢デザイン研究所については、先日、日経新聞の文化欄に

    学園理事長による、創設者とその歴史についての文章が載っていました。

    日本にできたデザインと名のつく専門学校の最初だそうです。

    歴史と伝統があるんですね。

     CSプラザ自体は、らせん状のスロープが、吹き抜けの周りを取り囲むようにあり、

    ずいぶん高い建物ですが、登って行ってもまったく疲れを感じません。

    <このブログは八王子未来学コーディネーターがおおくりしています>
      


  • Posted by コーディネーターズ at 19:14Comments(0)学校・学生・就職活動

    八王子事典のかたくら書店の巻



    田原さん(かたくら書店社長)

    かたくら書店

    2010年10月19日

    未来学で「八王子がわかる事典」が作られます。

    そこで、先輩格の「八王子事典」(かたくら書店)の社長に、ご挨拶に伺いました。

    関連する項目があれば、八王子事典も紹介させていただければと思います。

    ――保存する、ということについてのご意見をどうぞ。

    田原さん「八王子に限りませんが、

    いろいろな建築物を建てる前の様子を、

    姿を変える前の道路や建築を、

    写真で保存しておくべきだと思います。

    たとえば建築確認証に添付したりして。

    また、本も同様に、八王子のどこかで本を作ったら、

    その表紙やISBNを提出し、書籍を保存していくべきでしょう。

    そうしないと事実が残らず消えていく。

    たとえば工科大も、建築の前後の写真が見られた方がいい。

    景観論争の問題ではなく、記録をする、そして保存する、ということです」

    <このブログは八王子未来学コーディネーターがおおくりしています>  


  • Posted by コーディネーターズ at 22:06Comments(0)多摩地域のお店・会社

    Webサービス化の巻



    望月先生(創価大学准教授)

    創価大学

    2010年10月9日

    ――望月先生が工科大の千種先生と相談したいことって、どんなことですか?

    望月さん「一言でいえば、八王子がわかる事典や八王子検定などの

    「Webサービス化」です。」

    Webサービスとは、いろいろなプラットフォーム上で動く異なるソフトウェア同士が

    相互に運用できるようにするための標準的な手段を提供するサービスのことです。

    ソフトウェアとはたとえば、

    八王子がわかる事典、八王子検定、創価大のCollab Test

    それから、GPSや世界カメラなどのアプリケーションなどです。

    アマゾンのデータベースにつてはすでに行われていて、

    私たちはその公開された商品情報にアクセスできますが、

    こういったものすべてを、「Webサービス化」できれば、

    相互にデータを利用できるようになります。

    ネット上のシステムやアプリケーションを、共通の仕様で使えるようなるわけです。

    八王子がわかる事典や八王子検定が、

    たとえばケンテイTVのような全国的なアプリから利用できるようにすれば、

    あるいは逆に利用できるようになれば、利用者も増えると思います。

    そういったことのために、八王子全体のICTを考える部署があってもいいと思います」

    このことについて12日に、望月先生と千種先生と話し合っていただき、

    大筋での合意がなされました。

    <このブログは八王子未来学がおおくりしています>  


  • Posted by コーディネーターズ at 14:19Comments(0)パソコン・インターネット・IT

    八王子がわかる事典と中学生の巻



    齋藤統括校長先生

    八王子市立第五中学校

    2010年9月27日

     八王子がわかる事典(八王子事典から改名)の取材を、

    中学生にお願いできないか伺いに、八王子市立第五中学校の校長先生、

    齊藤さんのところにお邪魔しました。

    ――「職場体験」という、現在、各中学校で行われている「授業」の記録を、

    一部ブログにしていただいて、「八王子がわかる事典」の執筆に、

    中学生に関わっていただくことはできないでしょうか。

    齋藤さん「中学生の職場体験は、体験期間が1週間と長いし、

    また知っている職場は限られます。

    1週間も、受け入れてくれる職場を探すのも大変ですが、

    受け入れてくれるその職場も、数が少ないがゆえに、

    一社で毎年何校も受け入れていただいている現状があります。

    「事典」という前に、職場体験自体がとても大変です。

    一方で、職場体験以外にも、中学生が大学の研究室に関わる機会は、

    中学生向けのオープンキャンパスや、進路相談、地理の授業の地域調査など

    いろいろありますし、新聞クラブなどのサークル活動なら問題は少ないでしょう。

    そちらも検討されてはいかがでしょう。

    それから、教員はとても忙しいですから、

    中学生が書くブログのセーフティとチェック体制、

    この諸手続きが別途しっかり確立していれば、

    可能な学校もあるのではないでしょうか」

    ――「研究室の取材」についてはいかがですか?

    齋藤さん「中学生にとって、大学の研究室は難しいけれど、

    たとえば各地のお菓子屋さんをブログで紹介するのは、

    諸手続きさえ整えば、お菓子屋さんも喜ぶし、いいと思います」

    <このブログは八王子未来学コーディネーターがおおくりしています>
      


  • Posted by コーディネーターズ at 16:29Comments(0)学校・学生・就職活動

    医療と福祉の明日を考える会の巻



    「医療と福祉の明日を考える会」

    安藤たかおさん(医療法人永生会理事長)

    八王子市クリエイトホール

    2010年9月6日


    医療と福祉の間の橋渡しをしようとする会「医療と福祉の明日を考える会」の

    第一回が、9月6日に開かれました。

    講演自体は、永世会の安藤理事長が行い、

    「医療と福祉の明日を考える」というテーマで1時間くらいでしょうか、

    熱のこもったお話をされました。

    現在の医療の事情(救急車の利用者の60%は軽症、

    東京の高齢者人口10万人当たりの療養病床数全国40位など)から、

    65歳以上の死亡要因(悪性新生物、心疾患、脳血管疾患、肺炎…)、

    寝たきりの原因(脳血管疾患、高齢による衰弱、認知症、骨折・転倒…)、

    病院や医師への満足度の指標、社会的入院を防ぐための指標、

    介護保険制度の問題点などなど、医療であると同時に、

    介護でもある高齢者のケアの今後についてお話をされていました。



    医療と福祉を連携させようとする組織の出発には、

    八王子市医師会の会長も、八王子市市長も、市議会の人も、

    市の健康福祉課部の主幹も来ていました。

    この会に誘ってくださった南陽台地域福祉センターの渡邉理事長が、

    永生病院を、地域の福祉センターが頼りにしている」とおっしゃっていました。

    クリニックとともに、グループホームを含めた介護も行っているこの病院を

    みんなが頼りにしているという構図になっているようです。

    <このブログは八王子未来学コーディネーターがおおくりしています>  


  • Posted by コーディネーターズ at 23:42Comments(0)コミュニティビジネス

    TOKYO産学公連携合同フォーラムの巻



    TOKYO産学公連携合同フォーラム2010

    秋葉原ダイビル12階(首都大学東京秋葉原サテライトキャンパス)

    2010年8月31日

    「産学公連携コーディネーターによるコーディネート実務者のためのフォーラム」と

    銘打たれた会合に、出席しました。

    未来学コーディネーターは、産学連携を目的にしているわけではありませんが、

    先日、首都大学東京の産学公の交流会に出席させていただいたご縁です。

    基調講演は、産学連携学会の伊藤正実会長(群馬大学教授)による

    「コーディネーターに何を期待するのか」でした。

    以下、その内容を簡単にご紹介します。

          *     *

    ■産学連携コーディネーターの分類

    産学連携コーディネーターは職能によって分類される。

    1)デパートの総合案内係

    相手の要望に応じて商品(シーズもしくは教員)の紹介はするが、

    それ以上のことはしない。

    2)ホームドクター(かかりつけ医)

    相手のニーズを聞いて処方箋を作れる。

    内容によっては相手に解決方法の提案ができる。

    教員と企業の面談で双方の話しを聞いて関係を調整やリードができる。

    3)プロデューサー

    研究内容を聞いてシーズ育成の方向性を教員と論議できる。

    シーズの紹介を企業にして潜在的なニーズを喚起させて企業と大学の

    連携関係を構築して、プロジェクトを構築できる。

    さらにはそのための支援資金や進捗状況の調整をする。

    ■研究と開発の微妙な違い

    教員の研究テーマはどのように決まるか

    ①今までにない新しい概念を打ち立てたい。

    ②ある現象を明らかにしたい。

    ③潜在的な社会ニーズを解決したい

    (③の成果がいわゆるシーズだが、裏腹のモチベーションとして①や②もある)

    ■大学の研究の特徴

    ・既存の知識体系の延長線上に今の研究テーマがある

    (あまりに突飛なことはできない)

    →その成果が、その後の潮流の源になるなら、風化しない。

    ■大学教員の△タイプ研究スタンス

    (産学連携に興味ないこのタイプと連携しようとしても難しい)

    ・重箱の隅ばかり研究する。

    ・時流ばかり追いかけている。

    ・ボスから決められたテーマばかり。

    ・他の教授の焼き直しばかり。

    ■産学連携の同床異夢

    ・企業:大学をツールとして使って、自身の研究開発を促進し、

     事業化、企業の業績アップ。

    ・官(行政):最終的には雇用の創出。税収のアップ。

    ・大学:外部資金獲得。研究教育活動の活性化(産業に興味がない訳ではなく

     企業に対してシンパシーがあるのが一般的。

     ただしそれは本来の組織目的と異なるが故に限界がある)

    ■コーディネーターが大学に対して留意すべき点

    ・大学の研究教育活動の特性・文化が理解できなければコーディネートはできない!

    ・企業の側の要望が大学への「研究教育活動」に馴染むか

    (学生がやる意味を持てるか、また新しい知識体系の構築に寄与するかどうか)

    ・大学側の活動が、企業側に受け入れられるか。

    ■プロジェクトの目標設定の基準

    ①具体的である。

    ②現実的である。

    ③期限が限られている。

    ④達成度合いが測定できる。

    ⑤合意が取れている。

    ⑦目標達成の責任所在が明確である。

    ■コーディネーターが産学連携において留意すべき点

    ・電話やメールだけで対応を終えない。会う。

    ・研究の延長線上にビジネスがあるかを考える。

    ・企業の経営状況をチェックする。

    ・最終的には、人と人の関係が構築されるものなので、相手の人柄をよく見極める。

    ・紹介者は品質保証をしている。

    ・研究テーマと企業の課題が一致することは、まずないと思った方がいい。

    ・産学連携で大事なもののひとつはイノベーション

     (産学連携を大学で進めるというだけでは、部分最適であって、

    大学の全体最適ではなくなってしまうことも)

             *       *

    伊藤先生には、私が手で書きとめた文章の範囲を簡単にチェックしていただきましたが、

    詳しくは、産学連携学会にアクセスしてください。



    講演会の後、産業技術総合研究所、首都大学東京、中央大学、筑波大学、

    電気通信大学、東海大学、東京海洋大学、東京商工会議所、東京都中小企業振興公社、

    東京農工大学、東京理科大学、東京都立産業技術研究センター、

    学校法人日本医科大学、日本大学による産学連携活動の紹介がありました。

    その後の懇親会で、JSTの知識基盤情報部の植松さんと出会い、

    曰く「コーディネーターのDBがあるんですよ」。

    それは植松さんの部署のものではないらしいけれど…

    「コーディネーターを検索するデーターベース」ですって?

    これを聞き捨てることはできず、TAMA-TLOの武田さんに照会したところ、

    TAMA-TLOや八王子先端技術センターにつなげることができました。

    この話はまた後ほど。

    <このブログは八王子未来学コーディネーターがおおくりしています>  


  • Posted by コーディネーターズ at 15:26Comments(0)多摩のビジネス・経済

    第4回 FD/SDシリーズセミナー

    第4回「八王子未来学」FD/SDシリーズセミナー





    八王子未来学では、参加14校の持ち回り開催による新しいFD/SDプロジェクト、

    「FD/SDシリーズセミナー」を立ち上げました。

    主な目的、そして特徴は、二つです。一つ目は、

    FD/SDの「場」を授業の現場に戻すことです。

    シリーズセミナーは、各校のキャンパスで開催し、

    授業(講義、演習、実験を問わず)の参観

    及びその後の意見交換の機会を必ず設けることにしました。

    自校では見られない授業に刺激を受けること、

    同分野の授業での小さな工夫に気付かされること、

    教室は教員にとっても学びの空間です。

    二つ目は、自分と自校を顧りみる機会とする事です。

    自分の授業や勤務校だけを見ていると、

    どうしても視野が狭くなってしまいます。

    新たな知見を貪欲に求めて、時には自分も学生のつもりで、

    他校のキャンパスは自らを省察するきっかけに成るはずです。

    今回は工学院大学八王子キャンパスでの開催となりました。

    工学院大学では、平成5年度から地方都市での

    理科教育振興をめざした「出張理科教室」を開催しており、

    平成6年度から八王子キャンパスにおいても地域の

    小・中・高校生に理科への関心を高めて貰おうと

    「わくわくサイエンス祭理科教室」と銘打って開催しております。

    これらの事業は、支援参加する学生にとって新しい教育システムにもなっています。

    今回はこれを統括している、理科教育センターの事業概要と

    「わくわくサイエンス理科教室」、地方都市での「出張理科教室」の

    説明とあわせて開催されている

    「わくわくサイエンス教室」の見学もさせて頂きました。




    写真は熱で膨張したドラム缶を水で冷やした実験の様子です。

    参加している子供達もそれぞれのブースで興味しんしんと見学したり、

    実際に参加をしてモノづくりや実験をしており、

    毎年参加している子や将来は工学院生を希望する子も居りました。

      


  • Posted by コーディネーターズ at 17:53Comments(0)

    第3回「八王子未来学」ニューFD/SDセミナーの巻

    第3回「八王子未来学」ニューFD/SDセミナー

    「教職協働」と「大学間連携」の持続的発展

    八王子生涯学習センター

    2010年9月3日



    最初の基調講演を行われた小田さん(山形大学教授)は、

    「大学間連携による持続可能なFD/SDのありかた」がテーマで、

    やはりパワフルでした。

    「自分の大学を一番知っているのは自分たちだが、あらばかりが目立つ。

    でも、相対化して自分の大学のよいところ・強みを発見するために

    大学連携がある」とおっしゃっていました。



    2番目の伊藤さん(慶応義塾大学准教授)の講演は、元みずほ総研の

    人だけあってスマートで、「大学連携、産学連携、地域連携の

    多層的な連携による大学教育改革」がテーマでした。

    「国からのカネに頼らずに、持続可能にするのが大切」とも。



    午後の講演は、「教職協働の必要性と進め方」をテーマにした、

    遠山さん(神奈川工科大学教授)のお話でした。

    「学生は客ではなく、資産。また、教員、職員はレベルが同じで、

    役割が違う。バラバラに頑張ったので進まないので、

    一つの目的に向かって、協働することが大切」とおっしゃっていました。

    そのあとの分科会では、筆者は第2分科会に出て、小田さんのワークショップでしたが、

    魅力的な、個性的な、また大学連携のためのFDSDは何かを討論しました。

    「ワークショップ」ですから、参加者がワークするわけですが、

    3分間という時間を区切って、自己紹介、自分の所属する大学の紹介、八王子の紹介、

    最後にグループごとに討議した大学連携のアイデアの紹介を行っていきます。

    八王子共通の図書館や合同箱根駅伝チーム(3月のSDFDでも出ましたが)を作れば、

    といった意見もあり、盛り上がりました。

    小田さんから、「八王子ゲーム」を作ってはどうか、というアイデアも出ました。

    SDFDを、もっと産業界を巻き込んだり、また学生を巻き込んだりすれば面白い、

    というまとめもありました。

    アイデアはいっぱいあり、あとは、

    小田さんのようなエンジンになってくれる人がいれば、ということかもしれません。

    <このブログは八王子未来学コーディネーターがおおくりしています>  


  • Posted by コーディネーターズ at 13:30Comments(0)学校・学生・就職活動

    NECビジネスコラボレーションの巻



    NECビジネスコラボレーション ~PaPeRo~

    NEC芝倶楽部

    2010年8月26日

    NECがロボットパペロを使ってどうビジネス展開するべきか

    オープンな参加で意見を求めて開かれた検討会です。

    これは先日のNECでのロボット講演の続きで

    懇親会もあり、NECも本気でビジネス化を目指しているようです。

    参加企業も、八王子未来学を含めて十数社が出席し、

    そこには有名な広告代理店や、システム屋さん、ソフトハウス、

    ベンダ(販売会社)も出ていました。

    私は、「とにかく会話能力を強化してほしい」ということを

    NECの皆さんに申し上げました。

    この日は、パペロの操作プログラムも実際に組ませてただきましたし、

    いろいろな会社の方と名刺交換させていただきました。

    操作プログラムは、手順がセットになったブロックを組み立てるやり方と、

    言語からいじっていくやり方があるようです。

    …もちろん、私が目指してるのは、八王子でのロボット治験ですが。

    <このブログは八王子未来学コーディネーター出口>
      


  • Posted by コーディネーターズ at 20:50Comments(2)パソコン・インターネット・IT

    MOEの見守りシステムの巻

    ■MOEの見守りネットワーク

    八王子市鹿島にある、らいふねっとMOEは、

    デイサービスなどを行うサービス事業者です。

    かねてから、理事長の菅原さんが、

    地域の高齢者を見守る見守りシステムをここに作りたい、

    とおっしゃっていました。

    今回のブログは、その試行錯誤の「旅の途中」です。



    【1】新宿区百人町の見守りケータイ

    人と人をつなぐ会

    写真左から

    本庄有由さん(人と人をつなぐ会理事長) 菅原さん(MOE理事長) 吉田さん(MOE)

    2010年8月23日

    MOEの菅原理事長と吉田さんと一緒に、猛暑の中、

    新宿区百人町にある「人と人をつなぐ会」の部屋を訪ねました。

    すると最近テレビによく出ていらっしゃるという本庄理事長と

    「僕は裏方です」」とおっしゃる「見守りケータイ部長」の長谷川さんが

    迎えてくださいました。

     ここに来たのは、かねてからMOEの菅原さんが、

    「高齢者の見守りシステムを作りたい」とおっしゃっていて、

    「見守りシステム」についていろいろ調べている吉田さんが

    「人と人をつなぐ会」の「見守りケータイ」情報を見つけたからです。

    菅原理事長や長谷川さんによれば、9月から

    まずは写真のように携帯電話の画面の下にある

    黄色い「家ボタン」や「1、2、3番ボタン」で、

    コールセンターや家族に緊急電話ができるようになっている

    ソフトバンクケータイで実験を開始する、ということです。

    これは折りたたまれたケータイを開くだけで、

    「安否確認メール」が送られるようにもなっています。

     製造先・中国の関連のトラブルなど本格的な運用は少し先のようですが、

    2ヶ月間放置された孤独死の人の遺体の様子などを

    目の当たりにした戸山団地の理事長のお話には説得力があります。

    八王子も固定電話で同様のことをやっているようですが、

    戸山団地でもそれは昔やって、外出した時などに使えないので

    固定電話ではだめだという結論になったそうです。

    NHKで数回、つい最近、TBSのNEWS23でも取り上げられた

    新宿区百人町の戸山団地の試みは、広がるでしょうか。

    問題は、月々約4000円という価格です。

    高いと思われるようですが、24時間のコールセンターも必要ですし、

    民間でやるにしても、2年間程度の実験期間の行政による補助は不可欠にも思えます。

    【2】八王子市高齢者福祉課 政策担当

    高齢者支援課には、下記【3】の「あんしんS」の対応などもする

    相談担当とは別に、政策担当があり、

    もしソフトバンクケータイ電話の見守りシステムの試みを行う場合、

    支援していただけないでしょうか、と一度電話でお尋ねしましたが、

    現在の「あんしんS」の結果もまだ出ていない段階だし、

    実験的にという話でも難しいということでした。

    【3】八王子市高齢者福祉課 電話システム



    八王子市 高齢者支援課

    相談担当2名 MOEの菅原さん、吉田さん

    2010年9月27日

     月々4000円は高齢者には高い、と皆さんがおっしゃるので、

    八王子で、そういう試みに支援をできないか、聞いてみることにしました。

    戸山団地のソフトバンクケータイについては無理なようですが、

    八王子でも写真のような「シルバーホン あんしんS(NTT)」を

    使ったシステムが試みられていて、現在、約400世帯で使われているそうです

    (ペンダント型送信機あり)。

    この写真の「機器+電話訪問」がセットで、

    機器のレンタル料と電話訪問料は市が負担してくれます。

    「家に閉じこもりがちで、親族の訪問が途絶えがちな

    65才以上の一人暮らしの高齢者か高齢者世帯」などの条件があって、

    その条件をクリアした人が使えるそうです。

    この「あんしんS」は、機能的にはほぼ、戸山団地の見守りケータイと同じで、

    連絡先ボタンは一つですが、写真のそのピンクのボタンを押すと、

    まず登録第一優先順位の連絡先にかかり、

    そこに通じないと、第二優先順位の連絡先に、

    そこに通じないと、第三順位の連絡先に…と自動的に別の個所に

    かけていくシステムで、申請時にあらかじめ登録した連絡先につなげるそうです。

    ソフトバンクケータイの「家マーク」や①②③のボタンを

    ひとつのボタンで次々に順送りにしていってかけていく感じで、

    もちろん第一優先順位(ソフトバンクケータイでは、家マークの

    連絡先に相当する)のところがつながれば一番いいでしょう。

    NTT限定の固定電話ですから、外出時は使えませんが、

    在宅の高齢者を対象としているため、頻繁に外出できる方は対象外とのことです。

    また「声の訪問」が行われているということです。

    看護師などの専門職のオペレーターが月に1回、

    電話で安否確認、健康相談をするそうですが、

    これは、つい最近、民間委託されて、看護師などの専門職が対応するようになった、

    不安もあるが頑張ってほしいということでした。

    MOEとしては、この「声の電話」やサロン活動などを交えた、

    地域の見守りシステムを作りたいとおっしゃっていました。

    さらに、同じサイズの緊急システム用の機器を使った「緊急システム」も稼働していて

    使える人の条件が厳しくなり(一人暮らしの高齢者・高齢者世帯で、

    心疾患・脳疾患・呼吸器疾患など、緊急性の高い慢性疾患があり、

    過去に救急搬送された経緯があり、日常生活で常時注意が必要な方)、

    さらに441円/月(非課税の方は免除)の自己負担が必要ですが

    緊急ブザーが押された時、民間の受信センターにつながり、

    安否確認が電話で行われ、緊急と判断された場合、受信センターから

    119番通報されます。

    詳しくは高齢者支援課までご相談ください。

    【4】ボランティアセンター




    八王子ボランティアセンター

    左から大島さん(八王子市ボランティアセンター主査)、

    小林さん(八王子市社会福祉協議会副参事)、菅原さん、吉田さん

    2010年10月4日

    MOEの希望は、地域の見守りシステムです。

    電話も使いながら、地域に根差した常設の「喫茶店」のような

    サロン活動も行ってみたい、ということですので、

    サロン活動を展開している八王子ボランティアセンターに相談にやって来ました。

    常設のサロンを開くのは、顔見知りの関係を作ることが目的で、

    将来、必ず地域に役に立つ、とお考えです。

    たとえばコーヒーは200円くらいにし、お年寄り以外の人にも来てもらう。

    来れない人には電話の見守りシステムで対応する、というような。

    社会福祉協議会の小林さんや、ボランティアセンターの大島さんは、

    「準備金3万円と12万円/年は法人には払えないが、

    たとえば法人のMOEとは別の住民組織を作って、そこが主体になるなどのやり方はある。

    でも、看板がMOEで、主体が住民組織というのは、少し分かりにくいかもしれない。

    現在支援しているこのサロン活動は、月1、2回で、交流のきっかけをつくるのが目的。

    将来は、常設を作りたいと考えている。

    ボランティアセンターが目指しているのは、地域の人が主体の(老人会などの)地縁的組織で

    MOEの目指しているものと似ている」

    といったことをおっしゃっていました。

    公的は支援には、いろいろな条件もありますが、

    近い将来、MOEが常設サロンを開ける感触は、得られたように思います。

    <このブログは八王子未来学コーディネーターがおおくりしています>  


  • Posted by コーディネーターズ at 22:25Comments(0)コミュニティビジネス

    城山中学の中学生が東京高専の研究室を取材するの巻



    城山中学校の中学生の皆さんによる高専研究室取材

    鈴木校長先生と城山中学校の生徒の

    秋山くん、大岡くん、佐々木くん、城定くん、鈴木幹くん

    黒崎先生と黒崎研の皆さん、斉藤先生と斉藤研の皆さん

    東京高専 黒崎研、斉藤研

    2010年8月21日(土)

    東京高専deサイエンスフェスタ2010の初日に、

    八王子市立城山中学校の鈴木校長先生と5人の生徒さんが、やってきてくれました。

    今回は見学ではなく、研究室の「取材」をしに来てくれたのです。すごい。

    上は午前11時に、まず訪問した黒崎研での取材の様子です。

    デジカメを片手に、鉄の引っ張り強度試験を撮影し、

    黒崎先生や黒崎研の皆さんの説明を聞いているところです。



    一言で黒崎研と言いますが、マレーシアからの留学生の方がいたり

    やさしく説明してくれるFさんがいたりと、当然ですが、いろいろな人間の集まりです。

    そこで行われた鉄の引っ張り強度試験の結果、

    この写真のように、鉄筋がドーンという音とともにちぎれる瞬間を目撃しました。

    詳しいことは、近く出来上がってくる彼らの記事に委ねましょう。



    高専の多目的室で、彼らが持ってきた弁当で昼食を済ませたあと、

    13時より斉藤研の研究室にお邪魔しました。

    ここは流体を研究しているところだそうです。

    斉藤研のこの(後半の)2枚の写真は、中学生が撮ってくれたものです。

    先月の千種先生の撮影講義が生きているんじゃないでしょうか。

    撮っているのは、部屋全体の様子ですね。

    下の写真は、水撃ポンプといって、無動力で水を揚げる、揚水する機械だそうです。

    中学生記者からは「慣性が利用されているんですか?」という質問が出ていました。

    い~ですね~。うまい説明がされなかったところに、

    斉藤先生が「もちろん、すべてに慣性はあるんだから、利用しているよ」と

    応えてくださり、みんななんかい~感じでした。



    城山中学生による取材は、現在製作中の「八王子事典」もとい、

    「八王子がわかる事典」の記事を中学生の皆さんに

    書いていただくことはできないでしょうか、という提案に対し、

    鈴木校長先生が、面白い、やってみましょう、と快諾されて、行われたものです。

    今年は暑い夏でした。サイエンスフェスタの日もいい天気でした。

    鈴木先生、城山中学校の皆さん、本当にありがとうございました。

    <このブログは八王子未来学コーディネーターがおおくりしています>
      


  • Posted by コーディネーターズ at 23:13Comments(0)学校・学生・就職活動

    オリンパスわくわく科学教室 de 東京高専サイエンスフェスタ



    東京高専 de サイエンスフェスタ 八王子未来学ブース

    2010年8月21日(土)、22日(日)

     今年も「東京高専でサイエンスフェスタ」が行われました。

    昨年は豚インフルエンザの影響で二日目が中止になりましたが、

    今回は無事取り行われました。

    3回目の今年は、来場者数も2千400人となり、地域に根差してきた感があります。

    その「東京高専 de サイエンスフェスタ」の「八王子未来学」ブースで、

    下記の4つの演目が行われました。

    ●「立体映像や光の不思議な現象」(オリンパス)

    立体豚や人工虹、偏光現象などの催し物

    ●「ロボットと話そう」

    創価女子短大のお姉さんたちとNECパペロ

    ●「考えて動くロボット」

    高尾1号のデモンストレーション

    ●「純心大学シアター」

    純心女子大のお姉さんたちによる人形劇

    そう、今年はオリンパスの皆さんが参加してくたのです。

    昨年、城山中学で行われたオリンパスのわくわく科学教室

    面識をいただいた黒沢さんが中心になっている完全ボランティアの「移動教室」。

    この日は、槌田さんと中村さんが来てくださいました。

    二人とも部長だったり、チーフエンジニアだったりのオリンパスの重要人物です。

    この日は、これとは別に城山中学の皆さんが来てくださって、

    そちらに回っていたので、私は下の豚の写真しか撮れませんでした

    (上の写真は東京高専さんからいただきました)。

    う~ん、これも昨年から続く豚の因縁なのか。

    せっかく来ていただいたのに、

    お二人の写真も撮れずに、豚の写真を撮っただけだとは。

    ブロガーとしてとても残念です。

    輸入品に押されている日本と世界の医療機器市場で、

    オリンパスの製品が売れ続けることをお祈りいたします。



    ちなみにこの豚、本物は黒い鍋の中にある豚人形の(虚像ではなく)実像です。

    でも、たしか、レンズで見る実像ってスクリーンを立てて見たように思うし、

    スクリーンも立てずに見る実像の豚が、こんなにはっきり見えるのは…分かりません。

    光を豚に当てると、光が鍋の中に入って、光った豚がちゃんと現れている。

    もし、この「直射日光に鏡をさらすな」と警告してある黒い鍋を大きくして、

    中に等身大の豚を入れると、目の前に等身大の豚が現れるんでしょうか。

    そいつが、もし少し動いたりすると、不気味でしょうね。

    でも不気味な等身大の幻の豚を目の前でつかみ損ねたら、

    少年少女は皆、理科系に、それも光学系に進むんじゃないかしら。。。

    ただ、高さ3センチの豚を1mにすると、

    鍋の直径も30センチから10mになるでしょうから、

    ちょっとね~。

    <このブログは八王子未来学コーディネーターがおおくりしています>  


  • Posted by コーディネーターズ at 23:26Comments(0)学校・学生・就職活動